CODE ― インターネットの合法・違法・プライバシー
この本、もうさんざん語られているし、いやいやでもまだまだぜんぜん語りつくされてないっていうか、この本を踏まえてないと、議論にならないYO!な側面がここ一年で多々あり、
なにかとこの本の枠組み(法・規範・市場・アーキテクチャのコード分類や、フィルタリング/ゾーニング、などなど)は応用性がえらく高くて、これからのネットワーク社会とやらを思考する大事な足がかりだと思うのです。で、いまさらだけど「関心空間」入り。
(CODE関連リンク集http://www.yuco.net/code.html)
さて。いまうちらあたりで盛り上がってるCODEトークは、
補論であげられている、「アーキテクチャ・コントロール」の、どうしようもない勢いと、是非。宮台さんなんかの解説http://www.miyadai.com/texts/002.phpによれば、「例えばコーヒーショップの椅子の堅さ(のように)椅子の堅さ次第で客の回転率を操縦できる。同様に駅前再開発をすると、空間の匿名性上昇を通じて、援助交際を増やせる。(中略)被支配者が自己決定しているつもりで、支配者から見ると意図通りの支配が実現する。分かりやすく言えば、自ら喜んで支配に服する。」
というもの。これって、極論すれば、マトリックスのような世界だよね!?なにげに、ぼくはマトリックスみたいな世界に、もうなっっちゃてるとは思うのですけど。それは、あくまでボクのイメージ。なるかどうかは、これから次第でかわらなくちゃいけない、ってこと。
ところで、あの映画はそれに批判的で、ほんとのゲンジツをみろ!みたいな凡庸なリアリティ肯定イデオロギーなわけですが、でも、それって使い方次第ではどんどん「いい」コントロール(秩序づくり)もできるわけですよね。レッシグは、アーキテクチャというコードを、法(憲法)というコードで抑えようといったわけですが、アーキテクチャそれ自体の可能性の中心を突き詰めたいと思うのは、単なるオキラクな発想でしょうか!?
むしろ、住基ネットなどのユーザのユニークネス確保と、IPV6でユビキタスセンサーを配備できれば、アーキテクチャ管理ってのが、ひっじょーに有効にきいてくるわけですよね。バイオメトリクスによる個人認証と、WEBサービスなんかの連結によって、かつてない空間がつくれそうだ。それは、なんだか、ゲームのようでもあり、ワクワクしてしまうのです。
生活実感としては、アーキテクチャ管理はラクだしカッコイイし、生理的に気持ちよかったりするのですね、管理される側としては。知り合いに、電子マネー・Edyの「チャリーン」が気持ちよくて、つい払ってしまうというひとがいます。あと、SUICAなんかも立派なアーキテクチャですが、あれも、ポンと置くのがラクだし、気持ちいい。ううーむ。やるな、アーキテクチャコントロール。おいしい生活ならぬ、キモチイイ生活。
これは、いまここにある可能性なのか、危機なのか。
まあ、なんにせよ、むしろ工学方面はどんどんそういうアーキテクチャ、ここにも使えるぞ的に応用をがんばるわけだし。ほっておくと、技術が暴走しちゃうぞ、だからみんなでちゃんと考えよう、といういつもの結論になるのでしょうが・・
などと関心空間にはそぐわないノリのネタでした。チス。
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