リンゴノレイハイドウ
林檎の礼拝堂
フランス、ノルマンディー地方のファレーズ市近郊の
小さな村にある、サン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂。
その礼拝堂を田窪恭治さんという芸術家が、
修復し、まわりの敷地も含めて作品とする
プロジェクトの過程を綴った本です。
16世紀に建てられたという礼拝堂は、半世紀以上
使われず、廃墟と化していたそうですが、田窪さんの
手で、あるものを生かし、まわりの風景と同化するような
礼拝堂になっていきます。
礼拝堂の屋根はゼリーみたいなガラス瓦で、
ノルマンディーの光がさしこみ大層美しい感じです。
礼拝堂内部の壁画は、ノルマンディーの林檎が
描かれているのですが、その方法は、「ひっかき絵」。
壁に一色ずつ重ね塗りをしていき、釘で力を加減しながら、出したい色で絵を描いてゆくもの。
人口380人の村に移り住み、住人の信頼を得るところから
はじまり、多くの困難にぶつかりながらも、自分の表現を可能にするためにはどうするかという田窪さんの
思考の足跡もとてもおもしろいです。
写真やスケッチも多く、見るだけでも楽しめる本。
何年か前にテレビで見たときから、
いつか見に行きたいと思い続けています。
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コメント (3)
2002/10/31
雲衣。 今、棚を見たら栗本和夫の『一図書館の由来記』の隣に並んでいました。それほど僕にとっても重要な本だったんでしょう。
2002/11/02
Mme parsley 私もお気に入りの本たちの中に並べています。
Mme parsley フランス人の職人さんたちに三郎とか名前をつけていたり。なじみすぎっていうくらいで、おもしろかったです。
つながりキーワード (4)
林檎の礼拝堂
- (いっちっちー)
以前から田窪恭治の礼拝堂の壁画のことは知っていて 昨年5月に東京で展覧会があり、行きたくて仕方なかったんだけど 震災の後でなかなか東京方面へ行けず、残念な思いをしました。 本物も見てみたいけ...
表現の現場
- (りらん)
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林檎の礼拝堂から琴平山へ
- (Mme parsley)
朝日カルチャーセンター(立川)で 田窪恭治さんの公開講座があるそうです。 5月31日 13時から15時 受講料 一般2800円(会員2600円) 場所 朝日カルチャーセンター立川 ...
『一図書館の由来記』栗本和夫・著
- (雲衣。)
小さく美しい書肆として知られる中央公論美術出版から 1980年に出された。 貴石のような本。 此処で語られている図書館は おそらくこの邦で 最も美しいそれである。 不...







