テンカムソウノケンチクガクニュウモン
天下無双の建築学入門
タンポポ・ハウス、ニラ・ハウス(赤瀬川原平邸)で知られる超カッコよくておもしろい建築家、藤森照信の著作。
本人も書いているように、『天下無双の建築学入門』といっておきながら「縄文建築学入門」になりがちなのはご愛嬌。
「目からウロコ!? 古代の建築術」とありますが、これが本当に目からウロコ! まるで柳田国男の『木綿以前の事』または『明治大正史』の建築版のよう。大昔から人間はこんなにすごい発明品に囲まれて生きてきたなんて・・・
それに軽いノリの読みやすい本で、著者の原始時代への熱い思いが伝わってきて、おもしろいです。
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江戸時代の中頃に出現した土台によって、さしもの礎石・檜(柱)コンビも仲をさかれ、間に土台が割って入り、礎石、土台そして柱という現在の木造の基本が決まったのである。
そして同時にわが愛しの栗の逆襲がはじまる。土台は、間に礎石があるとはいえ、土に一番近いところに立つんじゃなくて横たわるわけで、柱にくらべてずっと腐りやすい。となると、栗にもう一度土台になってもらうしかない。礎石・檜コンビは、かつて捨てたはずの栗によって仲をさかれたのだった。
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