ソウボウ
蒼氓
石川達三(著)
第一回の芥川賞受賞作だったそうです。
ある本にこの作品の話がほんの少しだけ出ていて、なぜか無性に読みたくなって読んだ本です。
ブラジルへ移民する人々が移民船に乗るまで、船上での日々、ブラジルへ着いて農場で働きはじめるまでの物語が描かれています。
両親を亡くした姉弟、トラコーマ(目の病気)で移民船に乗れない家族、移民者同士の妙な仲間意識や敵対意識が複雑なひねりやどんでん返しも無く淡々と描かれています。
「ジーンと感動する」とか「ドキドキ、ハラハラの連続」の無い素朴な小説ですが、それが逆に新鮮な感じです。
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