すどうますみ『アクアリウム』
『アクアリウム』
『アクアリウム』について
魚を通じて不思議なヒト達と通じることができる主人公「もっこ」とその叔母「しずか」の2人を中心に、家族3代に渡る日常を綴ったほのぼのファンタジー。とでも言えばイイのか?(笑)このヒト、もともとファンタジーの短篇集は多く出していてその殆どがオススメなんだけど、長篇と言える長篇はコレだけだと思う。そして期待に違わず、須藤真澄No.1のオススメ作品です。
すでに「ほのぼの」と2回書いてるが、このヒトの作品にこそ似合う言葉なのだよ。他の作品でウラ話を読むと分かるんだが、とにかく酒好きでジジィ好きで魚好きでネコ好きで、このウチのドレかの要素が必ずそれぞれのマンガに入ってる(笑)。
こゆヒトが描くオンナノコがまた、サッパリしてて気持ちイイんだよねぇ。須藤真澄のマンガを読んでる時って「オトコがどう」とか「オンナたるものこう」だとかってほとんど意識するコトがないと思う。オトコもオンナも、あまりにも自然なんだ。何つかなぁ、他の動物も含めて、結局生き物なんだ、みたいなね。最後にそう思っちゃうような。そう言えば生とか死を絡めたハナシが多いんだけど(当作品もそうです)、そんな堅苦しく考えさせられるコトもなく。いわゆる「暗い」作品もありません。ひたすらに明るい。
話を戻してタイトル通り、水族館好きにオススメなのは勿論(水族館ウラ話も載ってます)、とにかくホント、気持ちいいヒト達がいっぱい出てきます。癒されます。宝モノの1冊です。
「須藤真澄さんについて」
ファンタジーとエッセイ(ルポ含む)が2本柱なんだけど、最近は純粋なファンタジーってあんまり出してないなぁ。エッセイも数が多くなってからはどうも散漫な印象。やはりオススメはちょっと以前までのファンタジー物。絶版も多いけど殆どが新装・再版されてるので(『アクアリウム』も新声社版は絶版。アスペクトから新装版が出てます。)手にいれやすいと思う。
独特の破線(墨汁に岩海苔を混ぜた、だっけ?)による独創的な絵も、ひたすらヒトに優しくありながらも強い根っこを感じさせるバランスの取れたストーリーテリングも、そのファンタジーの発想力も、他に類するヒトのいない稀有な作家サンだと思う。もう結構な古いヒトではあるのだけど(『観光王国』が1989年)未だに彼女をマネする新人って出てきてないんじゃない?その当時はCOMIC BOXを買う度に彼女の連載を楽しみにしてたんだけど、しょっちゅう落としてた記憶があるなぁ(笑)。
エッセイの笑わせドコロが、何となくサイバラに似てると思うのはオレだけでしょうかね。そう言やこの2人交流もあるそうです。
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コメント (6)
最新コメント5件
2002/11/02
Gentoo そういえば、「ゆず」と「アクアリウム」(新声社版)はいっしょに買ったのでした。
芹沢文書 私も「ゆず」と「アクアリウム」(新声社版)を一緒に。これが須藤真澄とのファースト・コンタクトでした。
shiro222 オレのファースト・コンタクトは雑誌『COMIC BOX』の連載でした。こんなに気分良くなれるファンタジーマンガあったのか!って(それまであんまりファンタジーモノは読んでなくて)
2003/09/22
椿子 これ私も持ってます!!もくこちゃん可愛いー。須藤真澄さんのお話ってほんわかしてて可愛くて読んでると癒されます…。
shiro222 最近ファンタジー系少なくて寂しいデスよね…
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