The Hurt Locker vs Avatar
キングとタランティーノが選ぶ ベストフィルム2009
各映画団体の受賞作がほぼ出そろい、明日は米アカデミーから各賞のノミネート作品が発表される。今年のオスカー・レースもいよいよ佳境に入ってきた。それに先立って拙コレクション「世界の名作映画100 by IMDb」を1年ぶりに更新してみたが、上位ランキングにはほとんど動きがない。
そこで2009年の映画界をふり返るにあたって、スティーヴン・キングとクエンティン・タランティーノに、それぞれのベスト・ムーヴィーを訊いてみることにする。なぜ、このクセのあるふたり? それは・・・彼ら以外にこんなヒマなことをしている人間を見つけられなかったからだ(笑)。
おふたりのベストをお訊きする前に、まずは年明け早々に発表された「キネマ旬報」の外国映画ベスト・テンから。
1位 グラン・トリノ
2位 母なる証明
3位 チェンジリング
4位 チェイサー
5位 レスラー
6位 愛を読むひと
7位 アンナと過ごした4日間
8位 戦場でワルツを
8位 スラムドッグ$ミリオネア
10位 イングロリアス・バスターズ
次点 ミルク ※8位は同点で2作品
世界同時公開のはずが日本だけなぜか1週遅れとなり、同時期に封切り予定だった作品たちを大混乱に陥れた「アバター」は、当然のことながらまだランクインしていない。1位と3位がイーストウッド作品で、2位は米アカデミーが外国語映画賞のノミネート対象作にさえ選ばなかった韓国ミステリーの名作。「キネ旬」らしいか。
さて、こちらがスティーヴン・キングのベストテン。日本未公開のものが多いので、それぞれのリンク先のTrailerでチェックしてみる。J・M・クッツェーの英ブッカー賞受賞作『恥辱』を映画化した「Disgrace」には、ちょっと注目。ジョン・マルコヴィッチの主演だ。
1位 ハート・ロッカー
2位 The Last House on the Left
3位 The Road
4位 Disgrace
5位 愛を読むひと
6位 第9地区
7位 Law Abiding Citizen
8位 サブウェイ123 激突
9位 Fantastic Mr. Fox
10位 2012
タランティーノは、彼らしく11作品選んでいる。いつも収まりきらない人なのだ(笑)。
1位 アバター
2位 スター・トレック
3位 スペル
4位 Funny People
5位 Zombieland
6位 チョコレート・ファイター
7位 オブザーブ・アンド・レポート
8位 ハート・ロッカー
9位 ジュリー&ジュリア
10位 マイレージ、マイライフ
11位 第9地区
ふたりがそろってあげた「ハート・ロッカー」は、バグダッド郊外で爆発物処理を行う米軍兵士たちの姿を描いたキャスリン・ビグロー監督作。ロスとNY、全米という3つの批評家協会の作品賞を受賞し(97年の「L.A.コンフィデンシャル」以来)、過去10年間で8度アカデミーと同じ作品を選んでいる放送映画批評家協会の作品賞も受賞。興行収入では独走態勢にある元ご主人ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」を、オスカー・レースでは引き離しているようだ。
「ハート・ロッカー」の日本公開は3月6日、アカデミー賞授賞式前日の予定だ。(文中敬称略 ※リンク切れ、ご容赦ください)
- 2010/02/01更新
- 2010/02/01登録
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