Dmitri Shostakovich, The complete Symphonies
ショスタコーヴィッチ「交響曲全集」
旧ソ連出身の指揮者のRudolf Barshai(ヴィオラ奏者。モスクワ室内管弦楽団を創設し、1977年に西側に亡命、現在はイギリス国籍)が1990年代にケルン放送放送交響楽団(現WDR Sinfonieorchester)を指揮して録音したDmitry Shostakovichの交響曲全集。CD11枚組、約3600円で購入。「廉価版」という位置づけとして捉えられるかもしれないが、ドイツの放送交響楽団の底力を示した素晴らしく良質な演奏。
Barshaiは現在においてShostakovichの演奏に関して最も説得力のあると思われる解釈を示す演奏家の一人であり、1991年6月22日、第2次世界大戦における独ソ開戦からちょうど50年目のその日にライプツィヒ・ゲヴァントハウスでユンゲ・ドイチェ・フィルとモスクワ・フィルの合同オーケストラを指揮してのShostakovichの第7交響曲「レニングラード」の名演(http://www.bis.se/cdfiles/CD-515.htm)も印象深い。本全集の演奏はゆったりとしたテンポ設定を基本に音をすみずみまで響かせてオーケストラを十二分に鳴らしている。例えば第8交響曲の演奏は、Mravinskyの演奏(http://www.kanshin.com/index.php3?...)と比べて遅めのテンポを設定し、楽曲全体を通じてそれぞれの音がひとつひとつ丁寧に歌われていく。
CD付属の解説書に歌付きの交響曲の歌詞が記載されていないのは残念ではある。ちなみにHMVのサイトを見ると税抜き2699円でした。
- 人名: Dmitry Shostakovich
- 原題: The complete Symphonies
- 人名: Rudolf Barshai
- 団体名: WDR Sinfonieorchester
- 2002/11/09登録
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