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女優さんたちの演技合戦‐そんな

彼女たちの舞台・ジャック・リヴェット傑作コレクション [DVD]

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映画『彼女たちの舞台』(原題・La Band des Quatre 1988)
まだ顔も見ずに憧れていた女性に会ってみたら、これがなんと予想以上で、その瞳にクラっと・・・。こんな感じの映画です。公開時に「観に行け!」と女友達に命令されたけど果たせなかったつけ(?)を、いま払ってるって感じ(いいじゃん、良い目みたんだからサ!)。
ビュル・オジェが演劇学校(私塾って規模)の先生で、劇作家・マリヴォーの戯曲を使って、女優志望の女の子たちだけを教えている。最初のシーンで一人の子がカフェでコーヒーを飲み終える。手にはマリヴォーの『二重の不実』のテキストが・・・。そこを出てパリの通りを歩き出した先に学校(古い劇場)がある。着いて舞台に上がると同時にカフェの子、マリヴォーを演じ始める。いきなり意表を突かれるそんなオープニングの展開が、まず驚きです。
学生たちが男役も含め、次々と『二重の不実』の人物をとっかえひっかえ、Etude(=稽古)してゆく。さすが世界最古の国立劇団(「コメディ・フランセーズ」)を持つ国の映画、そのEtudeを観ているだけで、もうかなり面白い。謎多き現役大女優で教師でもある、という設定のビュル・オジェのすごく的確な駄目出しが、主要登場人物の4人の女子のその後のストーリー展開の伏線でもある。そんな映画と演劇の複雑な二重の「入れ籠(こ)」構造なのに、筋は明快。きちんとエンターテイメントにもなっている。
監督のジャック・リヴェット(1928-)。エリック・ロメール亡きあと、ゴダールとともに「ヌーヴェルバーグ」の巨匠の一人。彼の作品は『地に堕ちた愛』のジェーン・バーキンとジェラルディン・チャプリンがそうであったように、女優さんの“芝居”の魅力で一杯。ロメール映画の女子もいいけど、ここに出てくる「彼女たち」、の自在で闊達な演技が、2時間30分余りを飽きさせない。もちろん、リヴェットの計算し尽くされた演出がそこにあるワケで・・・。

彼女たちの舞台・ジャック・リヴェット傑作コレクション [DVD]

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anoano画像 投稿者:
anoano
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