かいてんもくばのでっど・ひーと
回転木馬のデッド・ヒート
この短編集はすべて実話をもとにしたノンフィクションに近いフィクションだと著者ははじめに語っています。
普通の人々の日常の中の歪みというか、なんだかなぁっていう不思議な出来事が書き綴られています。
私は『レーダーホーゼン』というお話がお気に入りです。内容はというと『著者の奥さんの友達の両親の離婚の話』です。浮気相手も愛人も借金問題もDVも取っ組合いの喧嘩もありません。そしてこの話にはオチというオチもありません。だけど、そうそう・・・そんなもんだよね的納得感が得られます。(多分)
物語の全ては村上春樹のキメ台詞『うまくいえないけど・・・』の世界です。なんか一篇読むごとに『ふぅ・・・』と窓の外に目をやってしまいます。雨の休日の午後に読みたい?そんな一冊です。
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