これでよろしくて?
生きてゆくことって、おばけ出現の連続なんだ。
こわがるから出るんだ。
気にするから、見えるんだ。
「ママン」が姑っぽく意地悪をするんじゃないかと、わたしがおびえることによって出てくる「嫁姑関係妄想」のおばけ。
人は変わっていくんだってことを実感した、主人公の菜月。
気づかせてくれたのは、”これでよろしくて?同好会”の元カレの母、土井母。
最初、図々しいおばさんなのかと思ったけど、なかなかいいおばさん。
人は変わっていくんだってことは、時々言い聞かせないと忘れがちなので、この物語の最後に出てきて、うーむとうなった。
このあたりの数ページがきらいな人は多いと思うけど、私は、なかなかハッとして、よかった。
ただの、ユルい話で終わらなくてよかった。
菜月も、ただのぼーっとしたお人好しの女性というだけでなく、強くはないけど、いろいろ考えていて、よかった。
ただ、38歳のこどものいない主婦には見えないけど。
大学出て、働き始めたばかりの、一人暮らしの若い女性・・・っていうイメージで。
38歳か・・と思わないと忘れそうな、いまどきの若い人ってかんじ。
- 商品名: これでよろしくて?
- 価格: ¥1,418
- 著者: 川上 弘美
- 出版社: 中央公論新社
- 発売日: 2009-09
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