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アルヴォ・ペルト - タブラ・ラサ

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エストニアの作曲家アルヴォ・ペルトの作品。ヴァイオリニストのギドン・クレーメルの委嘱によって作曲された。

ペルトの名が世界中の音楽ファンの間で知られるようになった最大のきっかけは、ECMニューシリーズとして発売されたペルト作品集<Tabula rasa>であると言っても決して間違いではないだろう。このECMデビューがきっかけとはいえ、それが発売される時、ペルトは既にアイデンティティを確立した芸術家として成熟していた。
自分が求めるものを得るまでに、比較的長い時間をかけたのは、当時のエストニアの社会状況が関係していることは間違いないが、ペルトの芸術に対する姿勢がいかに真剣であったかということのひとつの証明である。

「タブラ・ラサ」はその彼が長年追い求めた末に獲得した Tintinnabli Style と呼ばれる様式をもった作品である。絞り込まれた音から構成される単純な動機の組み合わせと持続によってサウンド・テクスチュアを構成し、その微妙な変化によって音楽を展開する。
この音楽の主題は旋律そのものではなく、動機とそれの組み合わせが生み出す響きにある。また、その展開も個々のサウンドの微妙な積み重ねによって行われる。そのため、演奏が凡庸であると退屈になってしまうが、演奏者の意識がそのサウンドを的確につかみとるとまったく別の表情を見せ、サウンドが持ちえる音楽的表現の可能性というこの曲の美質が明らかになるのである。

アルヴォ・ペルト - タブラ・ラサ

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tomo
  • 2001/12/09登録
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