ICO
生贄として差し出された少年が、出会った少女の手を引いて、霧の中の城を走りまわるゲーム。
男の子は元気だし、女の子は可憐で可愛い。それなのにどこか切ない。
PS1時代とは比べものにならないPS2のスペックを使って何をするか、という問いかけに
「手をつなぐ」
というシンプルな答えと、センス溢れるグラフィックとで、それ以降のゲームの可能性を大きく広げたPS2発売初期の名作。
できる操作は限られていて、レベルアップも体力ゲージも強い武器もありません。
「手をつなぎ」、「少女を呼び」、少女が攫われそうになったら「棒で戦う」
できるのはこれだけ。
これだけの操作で、少女を守るために、いつしか手をつなぐためのボタン、棒を振り回すためのボタンを力いっぱい押していることに気づきます。
少女は基本、少年の作った安全な道を後からついていく身ですが、中盤にある、大きな亀裂の入った道を少年が助走して飛び越えた後、ためしに呼んでみると、
ちょっとためらってから
いきなり飛ぶ!(助走もなしに!)
当然距離が足りなくて落ちそう!
落ちたら絶対助からない崖!
あわわわわ!
思いっきりボタンを押して手をつかみました。
今でこそそういう演出で、ここでボタンを離しても少女が落ちることはないとわかってはいるんですが、毎回このシーンに来るたびに、死んでもこの手を離すものかと痛いほどボタンを押す自分がいます。
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