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ソフィア・グバイドゥリーナ - オフェルトリウム

ソフィア・グバイドゥリーナ - オフェルトリウム

ロシアの作曲家グバイドゥリーナがヴァイオリニスト・ギドン・クレーメルのために作曲したヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲。

1979-'80年にかけて作曲されたこの作品は、セリーと呼ばれる音列作法が使用されている。ピエール・ブレーズなどが行っているセリー音楽と基本的には同じである。素材となっている音列にはバッハ<音楽の捧げもの>の「王の主題」と呼ばれるものを引用している。

冒頭からヴェーヴェルンの影響を思わせる処理によってこの作品の目指すところが明らかにされている。
主題は最後の一音を除いてほぼ完全な形で提示されるが、変奏が進み展開されるにしたがって切り刻まれ、前半のクライマックスでは最終的に1音にまで切り詰められる。中間部は主題との関連は薄く、素材および展開方法もかなり自由になっている。後半に入ると再び主題が復元されていくのだが、今度は主題を逆行したかたちで復元されていく。
このように、中間部をはさんで前半と後半の音列は鏡面構造をもち全体を通してみるとトリプティークのような構成になるようにできている。

このようにセリー音楽としてのアイデンティティーをはっきりと持っている作品である。しかし、他の似たような作品からこの作品を際立たせているのは、オーケストレーションの巧みさから引き出された多彩な音色の変化にある。

ソフィア・グバイドゥリーナ - オフェルトリウム

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tomo
  • 2001/12/09登録
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