じぎゃくのうた
自虐の詩
話の初めこそ幸薄い幸江と、気に入らないとちゃぶ台をひっくり返すイサオの、はちゃめちゃ内縁関係4コマギャグなのだが、下巻の最後には上巻からは考えつけもしない感動の結末をむかえるその展開っぷりがあまりにも有名な一冊。4コマなのには変わらないけど。
業田良家の作品は、ともすればちょっとハナにつくような大仰さ・説教臭さがあり好き嫌いが分かれるとも思うが、この作品はそんな理屈っぽさを払拭して単純明快、だが深遠。なんといっても“熊本さん”とヒシと抱き合い「人生には明らかに意味がある!」と手を取り合う姿は、言葉の胡散臭さを超えてじーんとさせるからすごいんだな。
しかし、はなっからあの完結を考えて描いてたのか。それとも途中から何かが押し寄せああなったのか。ちょっと訊いてみたいというのは愚問なのかね?
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