希望
Hope / George Frederick Watts
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度々、目にしては「切ない絵だ」と印象深く、
けれども誰の作なのか知らないまま、
また、調べもせず長年過ごした。
1989年に「ヴィクトリア朝の絵画展」で本物と出会う。
ジョージ・フレデリック・ワッツ『希望』。
なんと皮肉めいたタイトルだろう。
本人曰く、
「目隠しされて地球の上に座り、わずか1本の弦を残すだけとなった竪琴をひきながら、その持てる全ての能力をかすかな響きに傾け、その響きから生まれる全ての音楽を聞き逃すまいとしている」女性像。
幾人もの批評家が、
「この絵は『失望』と題されるのがより適切である」
と指摘してきたらしい。
いや... そうだろうか?
この絵には『希望』と題される事が
最も相応しい。
私はそう思う。
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