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松山俊太郎 『蓮と法華経 ‐その精神と形成史を語る』

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法華経は、いつも最高の経典といわれながら、なぜかは、それほど明らかにされてこなかった。いま、稀代の蓮の大家が、その秘密に迫る。(「BOOK」データベースより)

☆松山俊太郎:東大文学部印度哲学科で梵文学を専攻。漢訳、サンスクリット、パーリ語の諸文献を読みこなし、英・独・仏語にも通じた稀代のインド学者。また、澁澤龍彦や稲垣足穂との交遊でも知られる文学批評家としての顔も持つ。

(『蓮と法華経』 目 次 )

第一章 蓮の研究と『法華経』をめぐって
 サッダルマ=プンダリーカとは何か
 蓮の研究から『法華経』へ
 『法華経』に対する二つの疑問
 〈妙法蓮華〉とは〈釈尊〉のこと
 多宝如来の秘密
 オリエント~インド的シンボリズムの構図

第二章 法華精神を探る
 古代インド人の感性にそって
 『法門』(ダルマ・パリヤーヤ)の柔軟性
 悟りを保証するおおらかさ
 『経』(スートラ)の真意とその継承
 『法華経』を蓮のイメージから捉えると・・・・・・
 なぜ〈妙法蓮華〉は隠されたのか
 釈迦・多宝・妙音菩薩と蓮
 授記について
 地湧の菩薩は白蓮
 驚くべき日蓮の洞察力

第三章 各品の難所を読む
 一 『無量義経』から「序品」へのつながり
   『無量義経』の意味
   『無量義経』と「序品」のつながりのもつ意味
   〈白毫=第三の目〉とは何か
   「序品」と「化城喩品」の似ている点
   「方便品」の十如是について

 二 「見宝塔品」の宝塔の出現をめぐって
   宝塔の出現の意味
   『薩曇分陀利経』とは何か
   〈多宝〉の音訳の二つの意味
   あらためて〈宝塔出現〉の意味を考える
   アショーカ王の〈四頭獅子頭柱〉の持つ意味
   釈尊こそサッダルマ=プンダリーカであること
   なぜ『法華経』は二十八品になったか
   「見宝塔品」(相当部分)の新機軸
   絶妙な「見宝塔品」における〈多宝如来〉

 三 「提婆達多品」の〈竜女成仏〉と〈文殊師利〉
   「提婆達多品」(相当部分)の形成にあたって
   〈竜女成仏〉での〈池〉と〈竜〉の変容
   〈文殊師利〉の〈重ね合わされた性格〉
   〈文殊師利〉は〈竜〉の眷族
   〈竜女成仏〉は弱者の勇気づけ
   釈尊と『法華経』の関係

 四 「従地涌出品」で出現した〈地涌の菩薩〉
   「従地涌出品」の成立
   〈地涌の菩薩〉の出現が意味するもの
   〈地涌の菩薩〉が〈娑婆世界〉のみに発現するわけ

 五 「如来寿量品」における〈釈尊の寿量〉
   〈釈尊の永遠性〉を根拠づける〈特別な太陽〉
   〈霊鷲山上の虚空〉と〈見仏〉
   〈如来=釈尊の寿量〉の問題
   〈釈尊の寿量〉が〈有限〉なのはなぜか
   〈釈尊〉滅後の仏教徒の心情
   「如来寿量品本」における表現しないことによる表現

 六 『法華経』の特異性
   『法華経』の叙述の特徴と制作意図
   『法華経』の不思議な運命

 あとがき

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△関連サイト
『蓮と法華経』内容解説(徘徊録 
La Nomadologie)

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