ディア・ドクター
2009年、西川美和監督。
す・ば・ら・し・い!!音と、映像、役者、台詞、間、音楽、そして、なにより、感情。それが、説明じゃなくて、まっすぐ観るほうに伝わってくる。答えは提示しない。ただ、伝えてくるのである。前作「ゆれる」も震えたけれど、すごい才能。
笑福亭鶴瓶はじめ、役者もみんないいけれど、例えば冒頭、ブルース、暗闇の遠景にぽつんと移動する灯りがともり、ギーコギーコと自転車の音がして、電話の会話、失踪のミステリーの提示・・・という入り方の妙。元ネタはブラックジャックとか、赤ひげだとか、まあいろいろあるだろうけれど、ところどころの定点で超えているから文句はない。
ほんとうに、次回作が楽しみです。この監督に注文はただひとつ、ぜったいに、メジャーになってほしいということ。大ヒット作を作ってほしいということ。しかも世界的な大ヒット。そのためには、もっとベタになっていいと思います。期待しています。
- 2010/04/18更新
- 2010/04/18登録
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