セイキノボンセン アリヴァーサスイノキ
世紀の凡戦 「アリvs.猪木」
1976年6月に日本武道館で行われた「ムハメッド・アリvs.アントニオ猪木」の異種格闘技戦の、試合後の世評。
誰の挑戦でも受けるというアリのコトバから、挑戦者の地位を獲得した猪木だが、異常なまでに闘志を燃やしすぎたため、アリ側が恐れをなしてしまった。そのため、プロレスラー猪木を雁字搦めにするルールを試合直前まで押し付け、呑まなければ「試合をせずに帰国する」との脅しに似た交渉に、結局、猪木は不利なルールを受け入れざるを得ず、3分15Rの試合のゴングは鳴らされたのであった。
結果は、両者とも其々の領域で頂点を極めた者の真剣勝負だったからこそ、「負けられない」意地と、「戦えない」ルールとが混在する中、あと一歩が踏み込めず、15R戦ってのドロー。
この試合を小生は、米国ニューヨーク州の地方都市のクローズドサーキット方式の会場で観た。観客は8割以上が、アリを英雄視する黒人。その中で、スクリーンの猪木のローキックがアリの左太股にヒットするごとに声援を送るぼくに、四方からギロリとした視線の束が突き刺さるという金属的恐怖を感じていた。が、その中でも「観る闘争心」を滾らせながら猪木を応援した、あの空間は、今考えてもかなりうれしい。
試合後、かなり経ってから、「アリは入院するほどのダメージを足に受けた」という報道を知った。
なんか、打ち込みだしたら、ノってしまって・・
ゴメンナサイ。
- 2002/11/21登録
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