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Lawrence Lessig

ローレンス・レッシグ

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アメリカの憲法学者、サイバー法の世界的権威。法学者なのに、法律以外のものにきちんと目配りして、世の中法律だけ見ていても規制(そしてその裏返しの自由)はわからんのよ、と主張。人を規制するのは、法律の他に、規範(世間的にいけないとされていることはやりにくい)、市場(やっていいことでも、金がかかるのでできないことは多い)、そして物理的制約=アーキテクチャがあるのだ、と指摘して、そしてインターネットの世界では、この最後のアーキテクチャが重要だと主張する。なぜかというと、インターネットの中で起きることはすべてコード(ソフトウェア)で書かれたアーキテクチャに左右されるから。

そして法律や規範は、破ろうと思えば破れるけれど、物理的制約は、絶対に破れない。だからネットの世界では、どんな法律を作るよりも、ソフト作者がソフトを書き換えるほうが規制力は強い。

でも、そういう完全な制約は望ましくなくて、規制が不完全であることに民主主義的な価値があるんだ、だから完全なソフト規制が行われないように、何か規制をしよう、というのが CODE の主張。

次著「コモンズ」では、自由を守るためにどうすればいいかを述べている。自由に使えるリソースは、人々の創造に欠かせないコモンズとなるのだ、と主張することで、自由の価値を直接的に述べてしまったのはすごい。そしてインターネットの価値がその自由にあったことも明示。安易な著作権主張や特許がそれをどう破壊しつつあるか、そしてその自由をどう温存するかについて、縦横に考察が展開されてます。

青空文庫や(あ、あとプロジェクト杉田玄白とか)を含め、各種のフリーなリソースを創る活動がいかに大事かをこんこんと説明してくれるので嬉しいのです。

2002年秋から日本滞在中。また巨大なおでこでも知られており、かれのおでこを撫でると幸運に恵まれるというジンクスがあります(ウソ)

http://the-future-of-ideas.com
http://creativecommons.org
http://eldred.cc

ローレンス・レッシグ

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投稿者:
山形浩生
  • 2002/12/03更新
  • 2002/11/25登録
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コメント (10)

最新コメント5件

2002/12/02

ogijun 渋谷Book 1stで『コモンズ』発売記念トークライヴがあるんだけど、整理券getしそこねたので当日はサインだけもらいに行くなり。しくしく。

2002/12/03

結城浩 映画『マトリックス』は、『CODE』の4つの力(法律・市場・アーキテクチャ・規範)のうち、破ることが不可能なはずの「アーキテクチャ(コード)」を破ろうとしているネオを描いている。…などと書いてみよう。

山形浩生 かれはコーダーなのでコードが破れるのです。昔ぼくの書いたZ80機械語プログラムも、よくメモリ領域をすべて破壊してくれたりしました。ネオくんが巣くっていたのでしょう。

yuco そうですか、では8日にはおでこを……(ウソ

2002/12/06

結城浩 『コモンズ』読んでます。いい本です。レッシグさんと山形さんに感謝です。

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