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Donald Barthelme

ドナルド・バーセルミ

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アメリカ現代文学の短編の名手。The New Yorker を主な活躍の場として、真面目とも冗談ともつかない大傑作短編を機関銃のように発表。「帰れ、カリガリ博士」(国書刊行会)「口に出せない習慣、奇妙な行為」「罪深き愉しみ」(サンリオ、いまは彩流社かな)「シティライフ」(白水社)などは、常軌を逸した異様な作品が連発される短編集の白眉(ちなみに邦訳もすべて名訳ばかり)。

長編も、「雪白姫」「死父」ともに傑作だし。天下の柳瀬直紀訳で文句なし。

かれの作品の中には、古い銅版画をたくさん持ってきて、それを切り貼ってつくる、エルンストちっくなコラージュ小説みたいなのがたくさんある。短編は傑作ばかり。でもその流れを汲むのが絵本 The Slightly Irregular Fire Engineだけど、イマイチ。また同じく絵本というべきか、Sam's barも、やっぱイマイチ。

後期に入って、作品がだんだん悲しい雰囲気になってきて、かつての軽やかな楽しさが失われてきたのは残念。晩年の作品は、もう見る影もなかった。

ドナルド・バーセルミ

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投稿者:
山形浩生

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