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ノーム・チョムスキー:(Avram)Noam Chomsky (ノーム・チョムスキー)

  • ノーム・チョムスキー:(Avram)Noam Chomskyの画像

 1928年12月7日、米国ペンシルベニア州、フィラデルフィア生まれの、ユダヤ系米国人言語学者。「生成変形文法理論」の提唱者。

 知らない人は全く知らないだろうが、言語学の分野では「生成変形文法理論」のチョムスキーと言えば、その名を知らぬ者など誰ひとりいない、実に、神様のような人物である。20世紀を代表する天才言語学者のひとりなのである。

 チョムスキーの言語学者としての学問的業績、その影響力の大きさ、そのことを考えただけでも、とてつもない驚きなのに、な、な、なんと、この人は、おそらく今の世界において最も重要と思われる政治的発言を発信し続ける「反骨の知識人」でもある。

 チョムスキーは1965年の北爆開始直後から一貫して米国の外交政策を批判し続けている。1991年の湾岸戦争の時も、1999年「民族浄化を阻止する」との名目で行われた NATO 軍によるユーゴ爆撃の時も、チョムスキーは、米国政府と欧米のマスメディアが用いる「レトリック」と、米国が創り出す「人道主義神話」のまやかしを激しく批判した。米国の外交政策が変われば、世界はもっと住みよくなることを訴え続けていた。

 が、その後も米国の外交政策は変わるどころか…。そして、2001年9月11日、同時多発テロ事件勃発。

 「9月11日」以降、中東情勢と米軍のアフガニスタン爆撃に関するチョムスキーの発言は、世界の大きな注目を集め続けている。

 今のわたしにはチョムスキーがこう見える。この狂いかけた(いや、もしかしたらもう狂ってしまっているのかもしれない)この世界で、なにが正しくて、なにが間違っているかを、「ヒューマニズム」の真の意味を、冷静な論理的思考の重要さを、教えてくれる、本当の「知識人」のひとり。わたしたち人間が「人間」であり続けるための最後の砦のような存在。「良心」。

 チョムスキーの政治的著書をはじめて読んだとき、目から鱗が落ちる思いがした。抑うつ状態から解放されたような気持ちがした。2002年のわたしにとって、チョムスキーの存在もまた、生きる上での大きな支えとなった。

 本日、12月7日は、
 わたしが尊敬する本当の知識人
 ノーム・チョムスキー、
 74歳の誕生日!

↑という文章を書いてこのキーワード登録をしたのが2002年チョムスキーの誕生日にあたる12月7日でした。

2003/01/27 参考文献を追加いたしました。
2003/01/28 ドキュメンタリー映画『チョムスキー 9.11 Power and Terror』についてのこちらのキーワードもご覧下さい。
http://www.kanshin.com/index.php3?...

003/01/30 加筆
「チョムスキーが来てくれたことで、私たちの家は豊かな自由の魂で満たされました」
  ---アジオ・ペレイラ、東ティモール救護協会

「ノームは、不正な権力や惑わしと闘う重要な挑戦者の一人である」
  ---エドワード・サイード、コロンビア大学教授

「(チョムスキーは)この国の、もっとも重要な天然資源のひとつ」
  ---ポール・ジョージ、平和運動家

「彼は、あらゆる意味で政治的ではない。誰も踏み込もうとしない場所へ、勇気をもって導いてくれるのだ」
  ---ジェリー・ブラウン、オークランド市長

♪その情報はだれ~のもの? 
 ♪その情報は真実なのかい?
     ---忌野清志郎

(映画『チョムスキー 9.11 Power and Terror』より)

【参考文献】
◇ノーム・チョムスキー『グローバリズムは世界を破壊する  プロパガンダと民意』(明石書店, 2003.1)¥2,600 http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/...
◇ミラン・ライ『イラク攻撃を中止すべき10の理由』(日本放送出版協会, 2003.1)¥1,800; ノーム・チョムスキー「テロにはどう対応するべきか」所収
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/...
◇ノーム・チョムスキー『チョムスキー、世界を語る』(トランスビュー, 2002.9) ¥2,200
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/...
◇ノーム・チョムスキー, 他『ノーム・チョムスキー』鶴見 俊輔監修(リトル・モア, 2002.9) ¥1,000
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/...
◇ノーム ・チョムスキー『9.11―アメリカに報復する資格はない!』 ( 文藝春秋, 2001) ; 9-1 (Seven Stories Press, 2001) ; (2002.9 文春文庫) ¥562
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/...

◇ノーム ・チョムスキー『金儲けがすべてでいいのか』(文藝春秋, 2002); Profit Over People: Neoliberalism & Global Order (Seven Stories Press,1998)
◇ノーム ・チョムスキー『「ならず者国家」と新たな戦争―米同時多発テロの深層を照らす』 ( 荒竹出版 2002); Rogue States : The Rule of Force in World Affairs (South End Press, 2000)
◇ノーム ・チョムスキー『アメリカが本当に望んでいること』 (現代企画室 , 1994) ; What Uncle Sam Really Wants (Odonian Press, 1993)
◇ノーム ・チョムスキー『アメリカの「人道的」軍事主義―コソボの教訓』 (現代企画室, 2002); The New Military Humanism: Lessons from Kosovo (Common Courage Press, 1999)
◇Noam Chomsky, and Edward W. Said, Acts of Aggression : Policing Rogue States (2002, Seven Stories Press)

Lucy画像 投稿者:
Lucy
  • 2003/01/30更新
  • 2002/12/07登録
  • 3928クリック

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コメント (13)

最新コメント5件

2003/01/30

雲衣。 LUCYさん。僕はチョムスキーも鶴見俊輔も一定の距離と留保を持ちながら 信頼しています。ですからあなたが「反骨の知識人」とか「最後の砦のような存在」とか「良心」といった言葉を連発すると反発したり不安になるヒトもいるんじゃないかと危惧します。知識人の働きについても例えば 鶴見氏が自ら云うように 俊輔クンは‘不良’‘悪人’ですし 超少数派たる知識人にあまりにも「建設的な機能」を負わせるのは誤りであると考えます。「警世」の言葉によって世が改善された試しは 少なくとも僕の知る限りでは ありません。そしてそれは哀しいことでも間違ったことですらないのです。 『老子』にこうあります。“聖人不仁 以百姓爲芻狗” 敢えて 誤解を受けやすい言葉を撰びました(笑)。 追記/一流の学者・芸術家は存在しますが“一流の人間”という考え方には賛成できません。

Lucy わたし自体が荒野で叫んでるパンク・ロッカー、つまりが‘不良’、思ったことを口にすることしかできない愚者。そのうえ金城一紀監督の映画『GO』やゴダールの『映画史』を見た直後なもので以前にもまして過激な気分。世界に向かって「ざけんじゃねえよ、ばかやろ~」と大声で叫びたい気分なので、これからもできれば反省しないでやっていきたいと思っている、と、まるでナンシー関のようなセリフを吐いてしまう(ああ、なんてわたしは無礼者)。ただ「一流の人間」発言は、根本的なところで人間に優劣をつける差別思想と結びつく可能性があるので、その点に関してはちょっとばかり反省ではあります。

2003/02/02

xenon 学者だから、「普通」の市民だから政治に関わらなくていい、というのは、政治側の戦略だと思いませんか。政治は全ての人々にかかわることではないでしょうか。だから「知識人」が関わる事は驚くべきことではないと思います。知識人だって今を生きる人なのだから。チョムスキーは当たり前のことに対して真摯な態度で臨んでいるに過ぎないと思います。>「まきろん巻き。」さん

xenon 発言をしない、知識人こそが政治に既に「利用」されているのではないでしょうか。させてもらえない、のかもしれないが。

2003/02/03

雲衣。 大島渚も「朝まで・・」に出るような人たちも断じて‘知識人’ではありません。よく言って単なる‘専門家らしき’御「連中」です。もし野坂昭如が知識人なら日本の老人の3割は知識人になってしまうでしょう(爆笑)。

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