ニッサン パオ
日産 Pao
我家の半径100m以内に、この車が3台も置いてある。しかもオーナーは3台とも別人、20年も前に発売され、しかも国産車が… これはいったいどういう事なんだろう?と思うようになった。
もともと好きな車であるけれど、今更ながら登録。
今、車が売れてない。
売れているのは、ハイブリットカーや軽自動車ばかり、
いわゆる「かっこいい」と言われていた車は売れなくなった。
こういう時代だからこそ、車の本質が問われているんだと思う。
そもそも「かっこいい」って何だろうか…。
ミニバンのようなファミリーカーですら流線型にして「速さ」を強調するメーカー、でも街中を見渡せば空気抵抗のかたまりのような車高の高い軽自動車が流行ってる。
もうメーカーの考える「かっこいい」とユーザーの考える「かっこいい」がズレはじめてるのではないか…。
ここ10年ぐらいのテレビドラマを考えてみても、主人公の男が新型のスポーツカーみたいな「かっこいい車」に乗ってる姿が思い当たらない。
特にアニメやゲームなどに慣れ親しんだ、いわゆる車を買わなくなっと言われる若い世代の感じる「かっこいい」は遥か先を行って、逆にちょっと戻ってる気さえする。
物心ついた頃からエコカーのCM見せられたら、車ってエコじゃない乗り物だと思うのが普通だと思う。こんだけ「エコ=良い事」言ってる時代に、わざわざ逆行するほうが不思議ではないのか。
まだまだ走れるのに、収入や年代に見合った車に買い替えなきゃいけないような
今の自動車産業の売り方に、「気持ちの悪さ」すら感じているのかもしれない。
今の若い人達はメーカーの思っている以上に、冷静に、現実的に物事を考えてる気がする。
「速っぽい」デザインの車は、それより「さらに速っぽい」デザインの車が出た時に、速っぽくなくなるという宿命がある。古くさく見えるのだ。
メーカーとしては4年くらいで飽きて買い替えてもらうのに都合がいいのかもしれない。
近年、ニュービートルやBMWのMINIといった車が売れているのを考えると、
もうユーザーは、車の「速っぽい」デザインに飽きてきたというか、車のカタチに違う「何か」をもとめているのではないか…。
このPaoという車をみてると、車ってこれくらいで良いんじゃないかと思う。
ガラスなんか真っ平らで空気抵抗も悪い、パーツもむき出しで風切り音もある、
必要最低限で小ちゃくて速くもないけど、こんなにも長くユーザーに愛されてる。
こんな国産車はあまり無い。
いま若い人が車を買わないんじゃなくて、本当に欲しいと思わせる車が市場に
無いというのが本音じゃないだろうか…。
買い換え周期は長くなるかもしれないけど、メーカーは本当に愛される車づくりを考えたほうがいい時代なのかもしれない。
- 2010/06/04更新
- 2010/06/04登録
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