ヨジョウハンシンワタイケイ(アニメ)
四畳半神話大系(アニメ)
ご存知 森見登美彦が手掛ける例の「鬱陶しい京大生モノ」の同名小説のアニメ。2010年4月からフジテレビ「ノイタミナ」枠にて放送中。
大変私事で恐縮ではありますが僕も もう社会人3年目に突入して、まぁなんつーか、楽しいことなんてなんもないわ。なんもない。アニメぐらいしか楽しいことなんもない。えーと、そうだね、おわってる。
そんな状態で「四畳半アニメ化!」とか言われても、「えー」って。なんで四畳半よ。森見センセーなら そこは「夜は短し~」だろ、と。や、オレだって書籍としては四畳半もすげえ好きだよ?だけど、アレを1クール30分アニメでやるのってちょっと無謀くね?
ほんでキャラデザが中村佑介と聞かされ、あー、アジカンのジャケットの中村佑介ねー、そーいや夜も短し~も表紙 中村佑介だったもんなー、って、え?アレでアニメ作んの?大丈夫なの?キャラクターの顔面の半分が眼に充てられ、30分のうちパンチラが何回あるかで評価が決まり(※1)、アイドル化した声優に「おっきくなってきたよ?」とか意味深なセリフを喋らせる この萌え萌え至上主義の昨今、おっと、「けんぷファー」とか「いちばんうしろの大魔王」とかの悪口はこのへんにしといて、とにかくこの御時世にアレで視聴率が維持出来るのかしらん、と。いわゆる「原作厨」ではないけど、やっぱ好きな作品のメディアミックスには慎重にならざるを得ないなー。「容疑者Xの献身」のドラマ化・映画化とかの例から見てもな!(※2)
と、まー言いたい放題言うても やっぱ好きな小説のヤツなので目を瞑るワケにもいかず、あとさっきも言ったけどアニメしか楽しいことないので、視聴。以下感想。
いや、いいんじゃねぇの?これ。一編30分なのでテンポよく進むし、作品のエッセンスは充足に含まれてる。多少浅さは気にならないでもないが、「四畳半をアニメ化する」という枠組みの中で精一杯やった、出来のいい部類に入るんじゃないだろうか。
あえて苦言を呈せば、重要な台詞である「どうやったってあなたはこうなっちまうんだ」ということの絶望感がちょっと物足りないかと。アニメは「なにを選択しても残念な結果に終わる」というカンジが強いけど、僕が小説から受けたイメージはそーゆーさまざまな形の絶望に行き着くんじゃなくて、「どの入口を選んだところで結局は同じ出口にたどり着いてしまう」という収束していく絶望、しかも「小津の暗躍によって」、っていう絶望感。まあ、言っちゃえばいわゆる「エンドレスエイト」感っつーの?や、オレ ハルヒ観てないんでよく知らんままクチにしてますが。
今回のメディア移行の形式から言っても「原作」よりも「原案」の形に近くなるであろうことは予測されたので、まあ想定内ですが(右手でメガネをクイッとさせながら)。
あと秀逸だと思ったのは6・7・8話におけるジョニーの表現。あれはとても良い。あと、小津のキャラデザって放送前に見たの(オープニングにもちょろちょろ出てくる)と全然違うんだけど、アレどーなってんの、アレ良いよ。すごくいい。あの妖怪感。
というか!オープニングの「迷子犬と雨のビート」が!中村佑介つながりかなんか知らんけどアジカンの「迷子犬と雨のビート」が!素晴らしく秀逸で!あとエンディングのやくしまるえつこが!「シフォン主義」や「ハイファイ新書」の相対性理論の、「神様のいうとおり」を歌うやくしまるえつこが!こちらも同じく秀逸で!もうそんだけで充分なんじゃないですかと!僕は声を大にして言いたいだけなんですよホントは もう。いえー。
※1・・・筆者の偏見です。
※2・・・実はそんなに興味ない。「原作にない柴咲が!」とか「石神が堤真一て!」とか、まあまあ、お怒りはごもっともですけど それはそれとしていいじゃないスか。それはそれ、これはこれ。金子みすゞの例の一節でも読んで悟った気になって帰って来いっつーの。ちなみに僕はドラマも映画も怖くて観てませんが!
- 2010/06/19更新
- 2010/06/19登録
- 2954クリック
「四畳半神話大系(アニメ)」を検索
このキーワードを共有する
-
メイン
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (0)
まだキーワードがつながっていません。







File.02 オウ...
radiko


