アラビアノヨルノシュゾク
アラビアの夜の種族
1798年、ナポレオン率いるフランス革命軍の足音がカイロに近づいていた。
支配者イスマーイール・ベイの秘書、アイユーブはひとつの策を提案した。それは、読む者を虜にしてしまうというおそるべき書物『災厄の書』の献呈である。
そして、物語のなかで『災厄の書』が物語られる。
『災厄の書』など存在しない。
すべてはアイユーブのハッタリである。
それはこれから、アイユーブの命を受けた稀代の語り部ズールムッドの語る物語なのであった。
*
実際に作中作として、『災厄の書』をまるまる書いてしまうところが根性太すぎです。
2002年の日本SF大賞を受賞。
実はまだ完読してない。全部読まないことがこの本の本意なのではないかという気すらしてくるのだ(言い訳)。
*
2002年12月7日、イラクが国連に提出した大量破壊兵器に関する申告書は、1万ページを超える書類のほとんどがアラビア語で書かれてあり、翻訳はまだ終了していない…。
このキーワードを共有する
このキーワードはコレクションに選ばれています(1)
-
メイン
コメント (12)
最新コメント5件
2003/01/02
みなみ 「Wiz外伝」とどういう関係が?良く分からないのですが?
未有音 「災厄の書」は、もとは「砂の王」というWizのノベライゼーションで、それを翻案して本書に嵌め込んだ、ということだったと▼http://www.bent.co.jp/main/news/... でベニー松山(さん)も書いてます▼しかしどうも記憶が定かでない…蛇に祟られた姫が、敵に出て来たような、出てこなかったような…ムニャムニャ…▼ひょっとしてこのエピソードを語っている時点で私達も物語の中に取り込まれているのかもしれません。
2003/01/03
みなみ そういうことだったんですね。となると、「災厄の書」のどれかの話が「砂の王」の話ってことでしょうか?私も物語の中に確実に取り込まれていますよ。
柊龍司 WIZ外伝がもう買おうとしても手に入らない本になっているのが悔しいですよね
2004/01/29
芹沢文書 やっと読みました。これは魔書ですね。思えばこの人、魔書ばっかり書いているような。
- すべてのコメント »
つながりキーワード (4)
古川日出男
- (ironman)
小説家 福島県出身 1966年生まれ --著書-- 『13』(1998) 『沈黙』(1999) 『アビシニアン』(2000) 『アラビアの夜の種族』(2001) 『中国行きのスロウ・ボート...
SFが読みたい 2003年版
- (みなみ)
今年も出ました!SF冬の風物詩。 2002年のベスト20の面子は? そして2003年の出版予定は?などなど SFモノには欠かせない情報が満載です。 今回は、「作家別日本...
2002年 面白かった本
- (みなみ)
2002年は、文字の本を335冊、 漫画を783冊読みました。 その中で面白かった本は… 「アラビアの夜の種族」(古川日出男) 「明日のロボット」(瀬名秀明) 「エリ・エリ」「レスレクティ...
沈黙~rookow~
- (芹沢文書)
この本を一体どう説明すればよいのか。とにかく、順に話してゆこう。 rookowは、南米はギアナに伝わる謎の音楽。それを採譜した音楽家コーニリアスは、記録に残されることを...





「ユーザー・イリュー...
Carthago
KAOSSILATOR...


