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ナシキカホ

ぐるりのこと - 梨木香歩

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はじめは「西の魔女が死んだ」だった。清冽な世界観に引き込まれ、一気に読んだ。泣いた。
ストーリーや、ラストのエモーショナルな展開に泣いてしまったが、ぼくがこの物語を好きになった理由は別のところにある。それは物語の土台となる、登場人物(おばあちゃん)の暮らしぶりの美しさ。梨木香歩という作者のバックグラウンドが垣間見れるような気がして、他の小説にも手を出した。「からくりからくさ」、「りかさん」、「家守奇譚」、そしてとどめは「沼地のある森を抜けて」。ぶったまげた。「西魔女」で見た美しさだけではなかった。生きることについて、叡智へのまなざし、その深度が半端ではない。くらくらと目眩がした。いったいこの人には、どういう世界が見えているんだろうか、そう思った。ちょうど映画が公開された時なので、2年程前のことになる。


ぐるりのこと
エッセイ集という括りに惑わされ、長らく“積ん読”状態だった本書を、今宵、何気なくめくった。
またまた、ぶったまげた。すごいな、この人。むずかしい時事問題も、ご近所トラブルも、街で見かけた光景も、友人との会話や旅先での体験も、すべてが叡智として、ぐるり、ぐるりと繋がっている。連なっている。いや、ぼくにはまだ、この本のことをうまく書けるだけの「知」の素養が無い。まとまらない。

ただ頭の中を、ぐるり、ぐるりとなにかが駆け巡っている。その感覚を書き留めておきたくて、この筆をとった。

ぐるりのこと - 梨木香歩

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山ちゃま画像 投稿者:
山ちゃま
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  • 商品名: ぐるりのこと (新潮文庫)
  • 価格: ¥420
  • 著者: 梨木 香歩
  • 出版社: 新潮社
  • 発売日: 2007-06
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  • 2010/07/04更新
  • 2010/07/04登録
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「糠床小説」ってあるんですね。『沼地のある森を抜けて』。「糠床(ぬか床)」ってこれのこと。「糠漬け」。切った野菜を漬けて糠漬けをつくるベースを差す。 ぬか床は、かつて女性...

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