トルーマン・カポーティ
トルーマン・カポーティ
映画「ティファニーで朝食を」の原作者としてあまりにも有名だが、
そのオシャレなタイトルに反して「ゲイ、アルコール依存症、麻薬」とノーマン・メイラー同様ゴシップ欄の常連であった作家である。
ニューオリンズ生まれで、南部の各地を転々として育つ環境でほとんど学校に行かず、独学同様で17歳で「ニューヨーカー」誌のスタッフになり、23歳で出世作「遠い声、遠い部屋」を発表し、若き「天才作家」と注目されるまでになる。
母リリー・メイ・フォークは16才で結婚し、カポーティが幼い頃に離婚する。その母も後年自殺し、その事が「ティファニ~」では大きなシノプシスとなっている。
数奇な生き様とは裏腹に(多くの不満家がそうであるように)実に繊細な文体を持つが、村上春樹が彼を上手く評しているので引用しよう。
「カポーティの文章の繊細で、うつろいやすく、傷つきやすく、そして美しい四月のはじめの日々」と........。
蛇足ながら「ティファニーで朝食を」でヘップバーンが、ギターの弾き語りで主題曲である"ムーン・リバー"を歌う場面があり(大好きな曲)、私は英語に疎いのですが、当時として、センスにあまりある文章で有名なので原文を追記。
Also, she had a cat and she played the guitar. On days when the sun was strong, she would wash her hair, and together with the cat, a red tiger-stripedtom, sit out on the fire escape thumbing a guitar while her hair dried. Whenever I heard the music, I would go stand quietly by my window. She played very well, and sometimes sang too. Sang in the hoarse, breaking tones of a boy's adolescent voice. She knew all the show hits, Cole Porter and Kurt Weill; especially she liked the songs from Oklahoma!, which were new that summer and everywhere. But there were moments when she played songs that made you wonder where she learned them, where indeed she came from. Harsh-tender wandering tunes with words that smacked of pineywoods or prairie. One went: Don't wanna sleep, Don't wanna die, just wanna go a-travellin' through the pastures of the sky; and this one seemed to gratify her the most, for often she continued it long after her hair had dried, after sun had gone and there were lighted windows in the dusk.
「トルーマン・カポーティ」を検索
このキーワードを共有する
-
メイン
つながりキーワード (14)
ティファニーで朝食を
- (oka_moto)
村上春樹さんの新訳ということで、本屋さんに並んだティファニーブルーの表紙に釣られて、久しぶりに読み返してみました。 「ティファニーで朝食を」というと、映画の印象、という...
ティファニーで朝食を
- (ヒビノ)
名刺には「旅行中」と記し、猫と気ままな生活を送っている女と、彼女の部屋の階上に住む男の物語。 「ムーンリバー」を歌うシーンをはじめ、オードリー・ヘップバーンの少し憂いを含んだコケティッシュな...
『ティファニーで朝食を』
- (★青りんご☆)
ご存じオードリーヘップバーンの代表作 NYを舞台に主人公コールガールのホリーを 軽やかに演じています。彼女の魅力があふれた 素敵な作品です。 主題歌『ムーン・リバー』...
Truman Capote
- (Tigerlily)
初期短編も旅行記もルポ小説も、晩年の口述筆記インタヴューだって、すべてに何かしら息を飲む瞬間がある。大量の未発表原稿が見つからないかなあ(ムリだろうけど…)と願ってやまな...
オザケン
- (サリー・ブラウン)
アルバム未収録シングル集「刹那」8月発売だって聞いてたのに、こないだお店に行ったら9月に変更されていた。 ・・・でるんだよね? いまじゃ中古屋ですらはしっこに置かれがちな8インチCDを後生...
ホリー・ゴライトリー
- (pindot)
一般的にはティファニーのショウウインドウを眺めながらデニッシュを食べる女性の名である。カポーティの原作も、オードリィの映画もそれぞれ良かったと思う。でも私の大好きなのは、その名前を堂々と勝...
トルーマン・カポーティ
- (カミサマ)
夜の樹を読んでから。 子供と老人にきょうかいがないのがいいとおもった。 子供と老人はなんでもわかってる。
誕生日の子供たち
- (大杉信雄)
村上春樹の翻訳によるトルーマン・カポーティー作品集。 初訳出による「誕生日の子どもたち」と「感謝祭の客」の2編と、雑誌に既掲載の「無頭の鷹」、これに山本容子の銅板画とと...
山本容子『本の話 絵の話』
- (sa)
今日買った本。まだザザッとしか読んでないのに、既にあまりにも感動してしまったため、キーワードします..。 山本容子さんの銅版画は、見かける度に「ぅわー...カワイイ.....
シェルタリング・スカイ
- (ぬほりん)
モロッコ在住の伝説の作家、ポール・ボウルズの原作でベルナルド・ベルトルッチが映画化した。 原作、映画、どちらも印象深い。モロッコのイメージのかなりの部分がこれに影響を受け...
Chelsea Hotel
- (mic007)
1905年、マンハッタンのチェルシー地区に開業して以来、多くの作家やアーティスト、そしてアンダーワールドの住人たちが滞在し、そのボヘミアン的ライフスタイルが有名となった伝...
パティ・スミス
- (mic007)
「ニューヨーク・パンクの女王」などと冠されるパティだが、彼女にはその蔑称は似合わない。 ロックの「母性(野生)」であり、都市の青春の「イコン」であった。 ジョン・ケイル...
Robert MAPPLETHORPE
- (にに)
1989年に亡くなった写真家。花、体を主にモノトーンで撮影した。ボディビルダーのリサ・ライオンの写真はあまりにも有名。彫刻より美しい体、絵より美しい花を表現していた。
アレン・ギンズバーグ
- (mic007)
ビート・ジェネレーションの中核的存在として、多大な影響力をふるってきた詩人。 ベトナム戦争以降のアメリカの社会現象・文化現象の象徴的として存在。 この日本でもあまりにも神...
トラックバック (1)
[映画・タ行] 長州ファイブ
- 「やわらか映画~おすすめDVD~」映画ブログ | Tracked: 07.1.12 4:53 pm
[映画・タ行] 長州ファイブ 今回の映画は、「長州ファイブ」です。(このページでは、DVDの販売が確定次第、更新します。) (今回の映画レビューは、本家サイト「やわらか映画~おす...
- トラックバックURL
- http://www.kanshin.com/tb/keyword-23144







アレン・ギンズバーグ
シェルタリング・スカ...
Chelsea Hotel...
Truman Capote...


