関心空間はエンターテイメントのクチコミも満載!

新着

... もっとみる
ログイン | ユーザー登録(無料)

はかせのいじょうなあいじょう Dr. Strangelove

DVD 博士の異常な愛情

  • DVD 博士の異常な愛情の画像

 現在日本国内でリリースされているDVD(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント SDD-10035)は映画本編、オリジナル音声、日本語字幕のみの仕様であり、特典映像などは収録されていない。米国版DVD(COLUMBIA PICTURES 06187)には46分のドキュメントをはじめ、予告編、撮影当時のピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコットのインタヴュー映像など充実した特典が収められており、音声も英仏西葡の4カ国語、字幕は英仏西葡中韓泰の7カ国語が選択できる。この映画にはとても愛着を感じており、そういうDVDが米国で販売されていることは知っていたので、2002年12月ニューヨークに滞在した際に購入した。

 このDVDを購入して、長年知りたいと思い続けてきたストレンジラヴ博士の本名をようやく確認することができたのがとてもうれしい。タージドソン将軍が「ストレンジラヴとは変な名前だ」というのに答えて大統領側近が、上映用プリントの字幕によると「アメリカに帰化したときに『異常愛』というドイツ語の名前を直訳したのだ」という意味のことをいう。このときに「~リーベ」と、ドイツ語らしき名前を口にするのだが、ドイツ語の知識に乏しく、もともと語学の才もない私にはどうしても(何回ヴィデオソフトや日本版DVDの当該場面をリピートしても)聞き取れず、和独辞典であたりをつけた単語と照合、確認することができなかったのだ。
 英語字幕で確認したストレンジラヴ博士の本名は"Merkwurdichliebe"であった。(フランス語字幕では、uにウムラウトがついている) これで積年の胸のつかえはおりた、と一旦は安心したのだが、まだ多少は尾を引いていて、これが「異常愛」を意味するのか、念のためYahoo! Deutschlandで検索したが確認できなかったのが気になっている。 奇妙なのは、「博士の異常な愛情」のドイツ語題名が"Dr. Merkwurdichliebe"ではなく、"Dr. Seltsam "であることである。
 もうひとつ興味深いのは、中国語字幕では博士に「斯担格羅夫博士」と呼びかけているが、Yahoo! ChinaやHong Kongで検索した限りでは、中国語での題名は「奇愛博士」であるらしい点で、おそらくは日本同様、最初に題名がつけられたときに意図的に原題の誤読がなされたことより生じた違いと思われる。

 「博士の異常な愛情」冒頭のクレジット・タイトルの手書き風レタリングが非常に印象的だが、これを手掛けたデザイナーのパブロ・フェッロのインタヴューがドキュメントで見られるのも面白かった。彼がタイトルのデザイン案に下書きとして書き込んだ手書き文字をキューブリックが気に入り、正式に採用したとのこと。このレタリング満載の彼のサイトをご覧ください。(誰かこのレタリングでフォントを作ってくれないかな。それにしても「ストップ・メイキング・センス」のタイトルでも使われていたとは。あの映画観てるのになぜ気がつかなかったのだろう)

http://www.pabloferro.com/...

 予告編もパブロ・フェッロが製作したそうだが、これが本編同様の傑作。本編の映像をフラグメントにしてコラージュしたとてもポップなもの。彼は同様の手法で「時計じかけのオレンジ」の予告編も手掛けている。

 なお、なぜかこのドキュメントでも触れられていないが、初公開時のポスター、ヴィデオソフト、LD、DVDのジャケットに使われているイラストは「へびのクリクター」「すてきな三にんぐみ」などの絵本の作者として知られるトミ・ウンゲラーによるものである。

/////////////////////////////////////////////

2003年12月1日付記

 2003年11月28日、本作の日本版コレクターズ・エディションが
発売された。
発売:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント TSTD-10035

 映像特典の内容はほぼ米国版と同じであるが、なぜか3本収録されている「オリジナル劇場予告編集」の内1本が、米国版は「或る殺人("ANATOMY OF A MURDER"1959 Col. オットー・プレミンジャー監督)、日本版は「長い灰色の線」("The Long Gray Line" 1954 Col.ジョン・フォード監督)となっている違いがある。共通している2本は上に記した本作の米国版オリジナル予告編と、「未知への飛行」("FAIL SAFE"1964 Col. シドニー・ルメット監督)である。

 また日本版の字幕は日本語と英語のみであり、音声も多数の言語が収録されてあるわけではないが、英語オリジナルのほか日本語吹替と英語Remix 5.1chサラウンドが収録されている。(米国版には5.1ch音声は収録されていない)

 あと不思議な違いがひとつ。DVDメニューではトミ・ウンゲラーのイラストをアニメーション処理しているのだが、両国版とも英語が日本語に置き換えられているほかは項目の順番に違いはない(イースター・エッグの位置も同じ)。だがメニューで項目を選んだ後飛んできて爆弾を落とすアニメの爆撃機が、米国版では画面の右から、日本版では左から飛来してくる! なぜわざわざ変更したのだろう? 英語と日本語のレイアウトの違いによるものでもないようである。何回も観直してみたが理由は判らなかった。

///////////////////////////////////////////////////

2005年1月16日付記

 しつこいが、さらに付け加えて記す。
 米国で"40TH ANNIVERSARY SPECIAL EDITION"として、2枚組のDVDが発売されていた。(COLUMBIA PICTURES 02616) 1月13日、上記米国版と同じく、ニューヨークで購入。
 映画本編だけにディスク1枚が充てられており、特典映像は全て2枚目に収録されている。
 米国版DVD(COLUMBIA PICTURES 06187)との仕様上の違いであるが、英語音声としてオリジナル・モノラルのほか、はじめて5.1chサラウンドとDTSが収録されている。(英語以外では仏語音声のみ収録) 字幕は英仏中韓泰の五ヶ国語が選択可能である。

 画面サイズは1.66:1のワイドスクリーンで、これは映画館上映時の指定と同じ。(これまでのソフトはすべて4:3のいわゆるスタンダードサイズで収録されていた)

 特典としては、日本版コレクターズ・エディションと同じ内容に付け加えて、"No Fighting in the War Room Or:Dr.Starangelove and the Nuclear Threat"、"Best Sellers:Peter Sellers remembered"の2本の新しいドキュメントとロバート・マクナマラへのインタヴュ-が新しく収録されている。
 映画製作当時の米ソ間の冷戦状態について、国防長官だったマクナマラがインタヴュ-に応じているのは面白かった。(特別目新しい事実が話されるわけではないが) 「大統領の陰謀」のボブ・ウッドワードやシャーリ-・マクレーン、マイク・ぺリンらが映画やピーター・セラーズについてインタヴュ-に応じているのも興味深かった。

 予告編としては「博士の異常な愛情」のほか、「戦場にかける橋」「波止場」「地上より永遠に」「チャイナ・シンドローム」「華氏911」の6本が収録されている。

 パッケージに"NEVER-BEFORE-SEEN FOOTAGE OBTAINED FROM THE ESTATE OF PETER SELLERS"とあったので、カットされた例の最高作戦室でのパイ投げシーンやピーター・セラーズが演じたコング少佐の動画が観られるのかと実は少々色めきたったのであるが、 残念ながらそれらはなく、ピーター・セラーズのホーム・ムービーや「ザ・グーン・ショー」収録風景などが入っていた。
 ちょっと驚いたのはピーターがグラウチョ・マルクスのモノマネをとても巧みに行っている映像があったことである。

 この"40TH ANNIVERSARY SPECIAL EDITION"も日本版が出るのだろうか? もうウチには4セットの「博士の異常な愛情」のDVDがあるんですけど…(出たら……やっぱり買ってしまうだろうな)

/////////////////////////////////////////////

2005年9月24日付記

 出てしまいました(笑)

 2005年8月24日ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント発売の「40TH アニバーサリー・スペシャル・エディション」(SDL-10035) の映像特典内容で米国版と違うのはなぜだかやはり「オリジナル劇場予告編集」で、「博士の異常な愛情」「戦場にかける橋」「チャイナ・シンドローム」は共通するが、あと「未知への飛行」と「長い灰色の線」の2本が日本版には独自に収録されている。(「波止場」「地上より永遠に」「華氏911」は収録されていない)

 画面は米国版と同じで、日本版としてははじめての1.66:1サイズ。
 音声は英語と日本語吹替のみ。英語がドルビーデジタルとDTSで、それぞれ5.1chサラウンドにて収録されている。日本語吹替はコレクターズ・エディションと同じ素材であるが、今回はモノラルではなく、ドルビーデジタル、5.1chサラウンドではじめて収録されている。

 ブックレットは、日本版が米国版のロジャー・エバートの文章を日本語訳したことと巽孝之の文章を新たに収録しているほかは、映画のスチール写真の大きさ、配置等全て同じである。(厳密にいうと、ロジャー・エバートの文章のページが、米国版は白地に黒い文字、日本版は黒地に白い文字、裏表紙が米国版は青色、日本版が黒色などの細かい異同があるが)

 もう「博士の異常な愛情」のDVDは買わない(笑)もともと数々の廉価版(1.66:1ワイドスクリーンの廉価版も9月28日に期間限定で発売される。HHD-10035)もSUPERBIT版(SB-10035)も持っていないが、コレクターではない身としては5セットもあればもう十分である。というかそんなに普通いらない!

 自分で買っておいてそんなに憤慨することもないのであるが…

DVD 博士の異常な愛情

このページに
携帯でアクセス

2次元バーコード対応の携帯で読み取ってください

steward画像 投稿者:
steward
詳細情報
  • 価格: 3,800円
  • メーカー: 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
  • 原題: Dr.Strangelove Or: How I Learned To Stop
  • Worrying And Love The Bomb
  • 人名: TSDD-10035
  • 2005/09/24更新
  • 2003/01/08登録
  • 5209クリック

このキーワードを共有する

このキーワードはコレクションに選ばれています(1)

トラックバック (0)

まだトラックバックされていません。

トラックバックURL
http://www.kanshin.com/tb/keyword-234302

キャンペーン


ロケットニュース24

未来検索 ガジェット通信
ページの先頭へ ページの先頭へ