ミヤダイクセンネンノチエ
宮大工千年の知恵
本屋で、表紙のデザインが目にとまって、購入した文庫本です。単行本も出ているそうです。
買ってはみたものの宮大工とはなにかすら知らなかったのですが、図も多く、面白く読むことができました。内容は技術的に細かいことではなく、著者の松浦昭次氏が後輩に伝えなくてはいけないと考えた精神を表すようなエピソードがまとめられていると感じました。
例えば、中世建築と規格化・マニュアル化が進んだ近世以降の建築の違い。例えば、学者が建物と会話することなく修復方針を決めてしまったことに対し大工としてはどう振舞うべきか。現在の宮大工の置かれている状況、そこから見る、文化財保護の問題。建築基準法などの法律の問題。日本独自の技術といえる理由。
簡単に読めて、いろんな意味で興味深い本といえるかと思います。
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