ボクノイキルミチ
僕の生きる道
テレビドラマなんか続けて観るのは「ラブジェネレーション」以来なんですけど、最近のドラマってこんなによくできてるんですか。ちょっと大袈裟かもしれないけど…
設定は甘くて所詮テレビと思った。胃癌で余命1年、治療は特になしって大雑把この上ないけど、あと1年しか生きられないという発想から始まってるから仕方ないんでしょう。でもさすがに自殺しようとしたら親とかに連絡するのが普通。死なれてから親に連絡できますか?
最初にチャンネルを換える手を止めたとき、草なぎ君が診察室で大声をあげていた。なんか不自然な演技やなーと思ったけど、ここでもう僕は罠にはまっていた感じがする。
まずこの主治医のキャラに惹きつけられた。茫洋とした雰囲気は夢の中の登場人物のようで、いやに理想的な医者であって、そして不思議にリアルなんで。主人公の勤務先の学校も、理想的。良き教師たちである同僚。立派な理事長と、その娘であるヒロイン。教会もよく出てくる。どこかファンタジックな雰囲気がするほどに優しい世界。主人公の母親も存在感神のごとし。それなのに、ちゃんと気持ちが入り込める世界になってる。死期が迫った人間から見たこの世の中が、まさにこうなんじゃないかと思える。すべてが愛しい感じ。
そこかしこで主人公の運命を暗示したり、ハッとさせる演出もあっさり、でもうまく決まってる。余計な描写がない。
僕らはリアルなものが見たいんじゃなくて、見たいものが見たいだけ。だから、リアルさ、っていうもの自体をコントロールする力が芝居にはある。そんなマジックを感じるドラマです。
まだ第2回だけども。
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