しほうせんそう
司法戦争
検察捜査で第40回江戸川乱歩賞を受賞した筆者の、三部作の3作目。
全2作よりずいぶん厚くなっていたのだけど、登場人物というか団体がかなり入り組んでいて、それぞれの描写をしてたら膨らんじゃった感じ?
物語2/3あたりで黒幕が見えちゃうので、昔のドリフであった「うしろうしろ!」と観客の子供たちが叫ぶような気持ちにさせられるところがある。
やたらと各団体が「これは戦争だ」という表現を出すんだけど、どうも小さな話に感じてしまうのが残念。なんか小さな販売会社で営業1課と2課でお客さんを取り合ってるようなところを課長が「戦争だ!」と叫んでいるようなチープさがぬぐえません。
…っていうか、3部作共通の主人公が女性(今回は検察所属の裁判官)という設定が、ちょっと無理やりっぽくてやな感じ。なんか、あまり頭がよくないんですよね。この主人公が。流されて流されてたどり着いたら宝があったような…。
そうそう初めて(?)ちゃんと名前のある女性の登場人物が出てきますが、結構出てきた瞬間にどう使われるのか分かっちゃいます。
全般的には、楽しく読めるんだけど、ちょーっと長すぎる感じがして、一気に読むにはつらい感じ。
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