じょうほうかじだいのせんそう
情報化時代の戦争 RMA (Revolution In Military Affairs)
はじめに:イラクに関して自分も何か有意義な事をしたいと思っている方へ
あなたは例えば、イラク難民キャンプで救急医療活動等をしている日本人を支援することが出来ます。彼らは今も大変です。少しでも応援しませんか?
http://www.japanplatform.org/...
以下に、イラク戦争2ヶ月前にこのKWを立てた時の最初の内容、およびその後に時系列で追加した記事を羅列しています。
2003.1.29.
--------------------------------------------
イラク戦。この戦争は史上はじめての「情報化時代の戦争」となる。一体どのような戦争が行われるのか?
200年前にナポレオンによって始められた大兵力による殲滅戦以来、戦争は火力による殺傷と破壊を意味するようになった。これは工業化社会における戦争の形態であり、軍事専門家はこれを「消耗戦」と呼ぶ。「消耗戦」において重視されるのは兵士や兵器といった物的な力であり、「消耗戦」で勝つには「要」(かなめ)である敵主力部隊を叩かなければならない。そのために火力における圧倒的な優位性を確保する事と、その火力を活かす地形・地域を占領する事が「消耗戦」に勝利するポイントである。クラウゼヴィッツの「戦争論」も、「消耗戦」の形態に沿って書かれた理論である。
しかし時代が工業化社会から情報化社会へ大転換を遂げようとしている今、戦争形態も大きな変革を遂げようとしている。「戦争論」は現代の戦争にはもはや通用しない。それでは情報化時代の戦争はどのように変わるのか?
情報化時代のビジネスの特色を考えると
1.情報コストの低下。
2.情報の正確さの重視(マスマーケティングが通用しなくなり、個人としての顧客ニーズの感知が重要になる)。
3.顧客と企業の直結(中間媒体の中抜き、one to one)。
4.リアルタイム情報の重視。
5.情報自体が高い価値を持つ重要商品となる。
と言った特徴が考えられるが、これはそのまま情報化時代の戦争にも当てはまる。すなわち
1.工業化時代の戦争では入手に高いコストがかかった「敵のウイークポイント」に関する情報が、無人偵察機等によって低コストで入手できるようになる(その結果、情報を探す側=攻撃側が有利になる)。
2.戦車のように移動する標的も含め、敵=攻撃目標を個別かつ正確に捉えることが重要になり、正確な情報に基づく攻撃が戦闘力を倍増させる。
3/4.前線と総司令部が直結することで、総司令部は誤情報抜きで広範囲に渡る戦場全般の状況を瞬時に把握し、変化に即応できるようになる。前線の兵士の行動もリアルタイムで把握されているので、兵士の行動が作戦の意図に反しない限り、兵士は上部の指示を待つことなく自分の意志で行動するようになる。
5.ハッキングやウイルス攻撃等の情報戦により、敵の情報自体を攪乱し、指揮・統制機能を混乱させて、継戦能力を減衰させる。
と言った感じである。
情報化時代の戦争は「麻痺戦」と呼ばれる。敵軍隊の物的戦闘力を殺傷・破壊する事を目標とする工業化時代の「消耗戦」に対して、敵軍隊の戦闘機能を「麻痺」させる事を目標とするからである。言い換えれば「消耗戦」が兵士や兵器といった「物的・有形の力」を対象とするのに対して、「麻痺戦」では指揮・統率・志気・情報といった「無形の力」を対象とする。「麻痺戦」は敵の物的・有形の力を結びつけている無形の力を粉砕する事によって、敵に戦いの継続を断念させるのである。「消耗戦」においては戦いの「要」は敵主力部隊であった。それに対し「麻痺戦」における戦いの「要」は敵軍隊の戦闘機能を麻痺させる部分、例えば作戦司令部や通信中継所といった所である。偵察衛星や無人偵察機の発達により、前線だけでなく戦場のはるか後方の目標まで正確に把握できるようになった事、及び精密誘導兵器の発達により捕捉した目標を遠距離から正確に破壊できるようになった事が戦闘を一変させ、クラウゼヴィッツの理論は過去のものとなった。
「麻痺戦」における戦闘は、具体的にはまず軍隊における5つの機能、「戦闘」「指揮・統制」「情報収集」「補給(兵站)」「移動」それぞれの「要」となっている敵の地点を正確に把握する事から始まる。偵察衛星・有人無人の偵察機・各種地上車両・地上センサー等からの情報はコンピュータで総合処理され、敵の状況は一望できるようになる。
続いて把握した敵の「要」に対する攻撃が行われる。精密誘導兵器(誘導爆弾~各種ミサイル)等が、それぞれの機能の要となっている地点を攻撃し無力化する。具体的には、「戦闘」機能の要である「主力部隊」、「指揮・統制」機能の要である「司令部施設」、「情報収集」機能の要である「通信中継所」、「補給」機能の要である「補給所」、「移動」機能の要である「橋・空港」等が破壊され、それによって敵軍隊は組織だった反攻が出来なくなる。
「麻痺戦」においてとりわけ重視されるのが「指揮・統制」機能の無能化である。そのために「司令部施設」という物理的拠点が破壊されるのは当然だが、それだけではない。
上記の攻撃が「同時」かつ「連続的」に行われる事が決定的に重要である。多目標を同時に攻撃する「同時打撃」が、息もつかせぬ「連続攻撃」によって行われる事で、敵の指揮系統は混乱して麻痺状態に陥り、適切な対応を取る事が出来なくなるのである。
麻痺戦における「連続攻撃」は、1.戦場の状況を把握する「情報収集」→ 2.収集した情報を評価して次の一手を判断する「意思決定」→ 3.決定事項が実行部隊に伝達されて実際の動きが起きる「行動」 のサイクル=IDAサイクル(Information,Decision,Action)が情報技術の進化により劇的に短くなり、単位時間内で何度もサイクルが回転するようになる事で達成される。
具体的には第一に偵察情報及び攻撃結果情報が広範囲に渡って常時収集される事で、戦場の状況が常にほぼリアルタイムで把握・監視される。次に集められた戦場情報が情報処理機関によって総合的に処理→評価され、目標とその破壊のための攻撃方法が自動的に選択される。そして攻撃の選択と同時に即座に攻撃指示が出される。更にその攻撃の結果は再びリアルタイムで把握され、次のサイクルが始まる。もちろんこれら一連の処理は複数目標に対して同時並行で行われる。情報技術の進化によって、第二次大戦時は約1週間かかっていた「目標発見」→「攻撃開始」の戦略プロセスは、湾岸戦争時には1日となり、現時点では数時間、更に2010年には2分以内になると予想されている。
IDAサイクルの高速化は、軍隊組織の改変も要求する。なぜならIDAサイクルを早めた時に問題になるのが、人間の介在による情報処理の遅れだからである。この遅れは主に軍隊組織の階層構造と権限集中によって生じる。そのため麻痺戦を戦う軍隊では司令部組織は縮小され、中間の指揮官は可能な限り削減される。その代わり軍隊の各階層は情報をリアルタイムに共有し、自らが置かれた状況に即応した意思決定を下す役割と権限が付与される。端的に言えば麻痺戦では末端も司令官も同じ情報を共有し、末端は命令を受けるまでもなく自ら判断して戦場の状況に最も適合した行動を取るようになる。末端の行動とその結果も又リアルタイムで友軍に把握→処理→評価され、作戦意図に反しない限りその行動に制約は加えられないし、状況判断に応じて火力支援や補給支援を受ける事になる。情報化により様相を一変させた軍隊組織によって、IDAサイクルはますます高速回転するようになるのである。第一次大戦までの戦争が地上戦で戦いが決する「面次元」の戦いだとすれば、航空機が決定的な意味を持った第二次大戦以降は「空間次元」の戦いであり、情報化時代の戦いである麻痺戦は「時間次元」の戦いとなる。そしてトップダウンで動き融通の利かない組織を形容する「まるで軍隊のような」という言葉は、麻痺戦を戦う軍隊にはもはや当てはまらないのである。
情報化時代がもたらすこうした軍事的大改革はRMA(Revolution In Military Affairs)=軍事革命と呼ばれる。精密誘導弾1つ取ってみても、湾岸戦争時に約9%の使用率だったのが、アフガン攻撃の時には約60%にまで増加している。米軍の軍隊組織も、湾岸戦争時は基本的には旧来の消耗戦に適合させたシステムのままであったが、現在の米軍はシステム改変が進行中である。もし米軍がイラク戦を戦うようになれば、特にその最初の一週間の戦闘は、傍目には一見わからないが湾岸戦争時と比べてもさらに違った様相を呈するようになるだろう。但し戦闘が市街戦にまで至った場合に何が起きるかは、米軍にもまだ評価し切れていないはずである。
参考文献>参考:軍事革命(RMA)―"情報"が戦争を変える 中公新書(著者の中村好寿先生には、直接お目にかかってお話を伺う機会を持ちました)http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/...
--------------------------------------
2003.2.3.
新聞報道によれば米軍がイラク攻撃に踏み切った場合、米軍は開戦48時間で3000発の精密誘導弾を打ち込むという。まさに麻痺戦の全面展開である。48時間という事は、この間にIDAサイクルがフル回転し、爆撃の評価→外したり新たな目標が現れた場合の目標再設定がなされる事も意味する。イラク軍はこの間、ヘタに動けば米軍の事前探査から洩れていた潜在目標まで次の攻撃に晒されるからうかつには動けないが、一方でその間に米軍空挺師団と機甲師団が一気に北と南から進行するから、どっちにしても緒戦は圧倒的に不利である。この調子だと米軍は2週間位のうちに大勢を決しようとしているのではないか?そして何より配下の軍の動静がわからなくなったフセインが恐怖に駆られて国を逃げ出すのを期待しているようにも思える。
ちなみにイラク戦における米軍の全ミサイル&爆弾中の精密誘導弾比率は75%、アフガン(60%)から僅か2年、RMAは急速に進行中である。
--------------------------------------
2003.3.20.
日本時間で20日AM11:45、米国は軍事作戦開始を発表。報道によればF117Aと巡航ミサイルがバグダッド市内を攻撃した模様。とは言っても攻撃は小規模で、本格的な展開はまだこれからのようである。
--------------------------------------
2003.3.21.
上記攻撃はどうやらフセインの命を狙ったものだったらしい。F117A2機はバンカーバスターで地下の会議施設を狙ったがはずした模様。
そして報道によれば日本時間で1:00AM(現地で7:00PM)から空爆が始まるとの事。いよいよ本格空爆が始まるのか?
追記:空爆は今回も限定的・神経戦的だったようである。米英地上軍のイラク南部浸透も始まったようだが、まだ全面展開ではない模様。何が起きているのか、つたないアタマで邪推する他はないが、軍事の教科書的に考えれば、麻痺戦の基本である同時連続攻撃の実施がまだ出来ないのであろう。空爆そのものはとっくにプログラミングされているだろうから、具体的にはトルコ議会の反対で目算の狂ったイラク北部=トルコ側の地上戦の準備がまだ完了していないのではないか?トルコ周辺の動静に注目したい。
追記:イラク南部では本格戦闘に突入したようである。空母からF/A18が離着艦を繰り返しているところを見ると、戦術レベルでは既に連続同時攻撃のIDAサイクルがブン回っているのであろう。バグダッド以外の映像は米英軍の報道管制下にあるので、戦況はほとんど分からないが、どうやら南部での戦闘はほぼ計画通りの展開のようである。このまま行けばバグダッド「まで」はかなり早く到達しそうだ(その先が大問題だが)。わからないのは北部。ほとんど情報がない。どうなっているのだろう。
--------------------------------------
2003.3.22.
英国からB-52がイラクに向かいつつある。今夜の空爆は大規模なモノになりそうだ。イラク北部でも爆発及び特殊部隊の活動が報道された。しかしバグダッドに進軍するには特殊部隊だけでは戦力不足だ。主力はどうするのだろう。
追記:夜間の空爆はやはり大規模だったようだ。2日間不安を煽っておいてからの本格空爆はイラク軍にはきついモノだっただろう。今回の戦争は心理戦という意味でも今までになく高度に練られた展開である。空爆は夜は爆撃機、昼は巡航ミサイルでバグダット包囲まで毎日続くのではないか? ところで初日のバンカーバスターがイラク政府幹部を殺害したという報道が事実とすれば、これは麻痺戦としてのひとつの究極の姿であろう。そしてこれは米国がヒューミントで高度な能力を見せつけたという事でもある。イラク幹部は疑心暗鬼に陥るだろう。一方北部ではトルコがクルドの動きを封じる?べく、「難民救済」の名目で自軍を動かそうとしている。米国との間でクルドを巡っていかなる密約が存在するのか知る由もないが、北部の動きは錯綜している。空港を制圧したという報道もあるが、事実ならそこを中心に米軍最強といわれる第101空挺師団が活動を始めるのかもしれない。
しかしなんと言っても最大の問題はバグダッド包囲後だ。なんだかんだ言ってもバグダッド包囲までは大きな障害はないだろう。イラクが事実上バグダッド以外の地域の防衛は放棄しているからだ。米国はイラク政府がバグダッド包囲までに瓦解する事を狙ってあらゆる圧力をかけていると思うが、もし瓦解しなかった時にはどういう一手を打つのだろう。
--------------------------------------
2003.3.26.
報道によればイラクのバグダッド防衛が主任務の共和国防衛隊のうち、3個師団は近郊に展開して米の第三歩兵師団と戦闘中らしい。市外に出て戦えばイラク軍はどんな精鋭でも基本的には米軍の敵ではないので、これは米軍にとっては思わぬ「ありがたい」展開である。天候次第ではあるが、この共和国防衛隊は数日で制圧されるだろう。いずれ到着する(北部戦線に投入されるはずがトルコの反対でスタンバイ中だった)第四歩兵師団と併せて、バグダッド包囲網は程なく完成するであろう。が、何度も書くが問題はその後である。米英軍及びイラク民間人への被害が飛躍的に拡大するバグダッド市街戦は、米国にとっては最も切りたくないカードである。米国はどう出るのか?
--------------------------------------
2003.3.27.
報道によればイラク共和国防衛隊の一部が米英軍の兵站分断等を狙って南下中とのこと。通常ならこうした動きは米英軍の航空戦力の餌食になるのだが、砂嵐のせいで攻撃が遅延しているらしい。若干微妙な展開である。
--------------------------------------
2003.3.28.
砂嵐が止まったらしい。これで南部に展開したイラク軍は米英航空戦力に叩かれて大打撃を受ける。どうやらイラク戦は最初の山場をむかえることになりそうだ。
--------------------------------------
2003.3.29.
イラク戦のここまでを振り返ると、戦争開始前に書いたとおり、米英軍はRMA的な戦いを展開し、その結果最初の一週間の戦闘で世界新記録の高速進撃を達成した。一方でイラク政権と軍に一気に揺さぶりをかけて政権崩壊を狙った当初の心理戦シナリオは達成されず、米英軍は市街戦抜きで戦争終結を計ることが困難になりつつある。しつこく書くがRMAは市街戦には対応できていない。民間人と私服の民兵を街中で見分けるセンサーなど存在しない事はちょっと考えれば分かる。米英がバグダッド包囲後にどういう展開を計るのか、ネット上にもいくつかシナリオが予測されているが、正直どうなるのかは現時点では全く分からない。
--------------------------------------
2003.3.31.
イラク南部戦線では米英軍による空爆が激しさを増している模様。地上軍は補給の一時的な停滞という問題が生じているようだが、空軍は砂嵐が止まっているのでフル回転。バグダッド外の共和国防衛隊は相当の打撃を被っているはずだ。しかし砂漠での戦闘の後の街の制圧には少々時間がかかるだろう。
--------------------------------------
2003.4.3.
イラク南部の戦いはどうやら峠を越え、共和国防衛隊は駆逐されつつあるようだ。南部の完全制圧にはまだ時間がかかるだろうが、RMAの権化である第4歩兵師団がクェートに到着したし、今後米英軍は体制を整えて南部から北部へ回り込んでのバグダッド包囲網構築に取りかかる事になる。イラク北部はフセインの政治基盤であり抵抗は頑強だろうが、所詮砂漠の戦いではイラク軍は米英軍の敵ではない。気温の上昇や砂嵐で戦闘は困難さを増していくと思うが、バグダッド包囲は時間の問題である。
それより米国はこの戦争をどのように集結させるのだろう。戦争時は特にそうだが、時間が経過するにつれ思わぬ不確定要素が現れて、時に局面を左右する事態が生じるというのが政治の世界である。
緒戦を持ちこたえた事でイラクは局面変化の一縷の希望を繋いでいる。一方米国にとっては戦争が長引くほどマイナスの局面変化の可能性が増大するので、ラムズフェルドが何を言おうとも長期化はなるべく避けたいのが本音だ。今頃双方とも政治的決着の形について各国と隠密外交を重ねているだろうが、これだけ世界の耳目を集め、人間も大勢死んでいる争いの決着は簡単にはつかないだろう。今後は政治記事もますます要注意である。
--------------------------------------
2003.4.5.
米英軍はサダム国際空港を確保し、一部戦車はバグダッド市内に入ったという。米英軍は本当に市内で本格的な作戦行動をしているのか?米政府内にはバグダッド陥落を待たずに「イラク戦勝利」を宣言し、暫定政権を発足させる案まで浮上しているというし、どうやら高度な心理戦・政治的な戦いが進展中のようだ。フセイン政権が揺さぶりをかけられているのは確かで、これで政権が崩壊に向かえばこれ以上多くの犠牲無しに戦争は終結に向かうのだろうが、そんなに上手く行くのだろうか?
--------------------------------------
2003.4.6.
やはり市内への進撃は一時的な作戦行動だったようだが、示威行動としては相当の効果があっただろう。バグダッド市民は米軍戦車を目の当たりにしたのだから。
--------------------------------------
2003.4.7.
AP通信などによれば、米軍部隊が7日、イラク情報省や大統領宮殿、アルラシド・ホテルなど重要施設を確保したと言う。米軍が大統領宮殿で旗を揚げたとの情報もある。事実とすれば先日の米軍車両によるバグダッド市内の走行に続き、米英軍は畳みかけるようにイラク政権を揺さぶっていることになる。もしイラク軍による組織的な反撃が無いのであれば、政権はなし崩しに崩壊に向かう可能性も出てきた。一両日の展開に注目したい。
--------------------------------------
2003.4.8.
バグダッド市内では住民によるバース党員に対する蜂起が起きたという。振り返れば5日からの米英軍のバグダッド侵攻は画に描いたような電撃戦だったわけで、事前の状況把握、同時多方面での作戦進行、航空戦力と地上部隊の連携等、ある意味RMAの真骨頂が発揮されたようだ。米英軍はRMAの及ばない市街地における白兵戦による「面の制圧」は行わず、装甲車両によるスピーディな市内蹂躙といくつかの拠点のみの制圧という「線と点の掌握」を行っており、これは軍事的というより政治的・心理的な作戦行動である。一方未だに共和国防衛隊による組織的反撃の報道は見られない。温存されている特別共和国防衛隊がまともに反撃に出れば相当激しい戦いになるはずがそうならないのは、既にイラク側が組織としての戦意を喪失しているのか、それとも米軍が物理的・人的なファクターを使った指揮系統の分断を計っているせいなのか。或いはイラク側にはまだ隠されたカードがあるのかもしれない。
--------------------------------------
2003.4.10.
米英軍はバグダッド市内をほぼ制圧した模様。開戦から21日目にしてフセイン政権は崩壊した。イラク軍は指揮系統が完全に麻痺、今後も各地で部分的な抵抗は起きるだろうが、もはや戦略的な反抗をする力は残っていないようだ。
--------------------------------------
2003.4.11.
イラク北部では、フセインの故郷ティクリットで共和国防衛隊一個師団が体勢を整え直して反撃の構えを見せる一方、キルクークは米特殊部隊の支援を受けたクルド人勢力によって制圧された模様。クルド人は総数3000万人と言われ、国家を持たない民族としては世界最大の勢力であり、独立国家の樹立が民族の悲願である。その動きについては国内に多数のクルド人を抱えるトルコが警戒感を強めており、クルド・米国・トルコの三者の間で軍事を絡めた政治的な駆け引きが真っ盛りのはずである。
--------------------------------------
2003.4.14.
北部戦線ではティクリットの攻防が続いているようだが、イラク側からは大した反撃はない模様。世界は既に戦後に向けて動き出している。クルド人問題では、米国はクルドの自治は認めても、国家としての独立は認めないだろう。認めればトルコ国内に住む1000万人以上のクルド人の独立を誘発して、近隣の情勢が不安定化するからだ。山岳民族のクルド人自身も多くの部族に別れていて、まとまりに欠ける面があるらしい。しかしクルドは自治の先を当然計算しているだろう。10年先にはどうなるか・・・。ところでイラク復興を巡っては早くも米企業が活動を活発化させている。イラク復興にかかる莫大な費用は日本を含む世界が負担し、ビジネスは米企業が大方を浚う構図が見え始めている。フランスやロシアはイラクにおける利権の大半を失うだろう。
--------------------------------------
2003.4.20.
ラムズフェルド:「何かを発見出来るとは私自身は思っていない。やるべきことは、どこを探せばいいか教えてくれる人間を見つけ出すことだ」と指摘。「何かが見つかると期待してあちこち走り回る宝探しのようなものではない。査察官は何も発見しなかったし、我々が発見するとも思えない」と語り、イラク人の情報提供への期待を表明したが、情報提供者を確保するには時間がかかるとも述べた。
ん~ 大量破壊兵器、見っからないのね。
--------------------------------------
2003.4.30.
ラムズフェルドがイラク入り。宮殿の視察もしたらしい。凱旋って事か。
--------------------------------------
2003.5.1.
ブッシュ大統領は戦闘終結を宣言。
--------------------------------------
2003.5.12.
米軍と共和国防衛隊の戦闘の実態についての情報入手。TIME5月12日号「共和国防衛隊に何が起きたのか?What Ever Happened to the Republican Guard?」の引用from http://www5.big.or.jp/...。
TIMEは、ヒンディヤ、ヒラ、クート、ユスフィヤなどの戦場を調査し、目撃者や共和国防衛隊の生き残りにインタビュー取材を行った。
それによると、戦場となった場所には、ただただ、破壊された戦車などの装甲戦闘車輛の残骸が放置されているだけだったという。通常なら空爆と砲撃で穴だらけになるはずなのに。この奇妙な戦場跡が意味することはただ一つである。アメリカ軍が、空爆により、文字通り外科手術的な精密さで共和国防衛隊の装甲戦闘車輛群だけを徹底的に破壊した、ということだ。
イラク戦争で、米軍が投下した爆弾の総数は2万8000発である。その70%がGPSもしくはレーザーで精密誘導されるスマート爆弾だった。1945年3月10日未明に行われた東京大空襲が、わずか2時間40分で19万発の焼夷弾を撒き散らす絨毯爆撃であったことを考えれば、この投下爆弾数がいかに少ないものであるかわかると思う。爆弾の約半分は共和国防衛隊に投下された。その結果、共和国防衛隊が保有していた戦車800両のほとんどが破壊され、生き残ったのはわずか二十数両だという。
共和国防衛隊の生き残りによると、米軍の爆撃は精緻を極め、爆撃が近づくと兵士たちはすぐに装甲戦闘車輛から離れるようになったという。航空戦を指揮したミッチェル・モーズリー空軍中将が、戦争中に「人々はわれわれが空爆によって敵戦力を削減しているなんて言うが、わたしたちがやっていることは敵の殺戮なんだよ」という強烈な発言をしていたが、実際のところは本当に人をほとんど殺さず《敵の装甲戦力を削減していた》わけだから仰天である。もちろん、運悪く戦車に乗っていたり、装甲車の近くにいて爆死した兵士もいただろうが。
兵士たちの証言によると、空爆はまず無人偵察機がやってくる。そして目標となる装甲戦闘車輛の位置情報を得た爆撃機がやってくる。兵士たちは、車輛を守ろうと様々な手段を講じたが、まるでムダだったそうだ。例えば、高速道路の高架の下に戦車を停車し空から見えないようにしたところ、高架の横からレーザー誘導爆弾が飛んできて戦車を破壊、橋は無傷だったという。また、砲塔の回転ができないほど狭いマーケットの路地に戦車を隠してもムダ。戦車だけがJDAMで破壊され、近くの建物は窓ガラスが割れる程度でほとんど被害は出なかった。倒木などでカモフラージュしても、赤外線映像装置で探知され、破壊されてしまったという。
こうした脅威的に正確な爆撃は、共和国防衛隊の戦意を根こそぎ喪失させたようだ。軍律は、敵前逃亡は死刑もしくは耳を殺ぎ落とす、という厳格なものだったので、戦闘車輛を失っても陣地に止まっていた防衛隊だが、米機甲部隊が接近してくると、逃亡が始まり、それをきっかけに一気に崩壊していったそうだ。
さほど効果がないように報じられていた兵士に対するビラ撒布や高官・司令官に対するeメール攻勢などのサイコロジカル・オペレーションも、共和国防衛隊には効いていた。米空軍の圧倒的なテクノロジーによる空爆を受けた共和国防衛隊は、まさに「衝撃と畏怖」を骨の髄まで味あわされたのだ。部隊の中には積極的に投降するよう命じる指揮官もいたし、すぐに逃亡できるよう兵士たちは戦闘服の下に民間人の服を着込んでいた。さら決定的だったのが、指揮系統の寸断。軍中枢から何の命令も来ない……攻撃も防衛も部隊の意思を自ら決める前に崩壊してしまった。
湾岸戦争の時、イラク兵は大量投降したが、これは敵地で逃げ場がなかったから。今回は、たんに銃を放り出して、故郷に逃げていったのである。これが4個師団がほとんど死体を残さずに煙のように消えてしまった謎の種明かしらしい。
TIMEに推定によると、共和国防衛隊の兵士たちは皮肉なことに、装甲戦力のみを狙った精密な爆撃のおかげで、ほとんど空爆を生き延びることができた。そして逃亡してしまった。死者の数は民間人よりも少ないのではないか、とみている。
やはりRMAの威力は存分に発揮されたようだ。
--------------------------------------
2003.7.23.
フセイン元大統領の息子二人、ウダイとクサイが、イラク北部モスルの潜伏先で、イラク人の密告を受けた世界最強の米陸軍第101空挺師団等の急襲を受け、6時間の銃撃戦の末に射殺された。仲が悪いと言われた二人だが、最期の時をどのような思いで過ごしたのだろう。
残るはフセインだが、フセインの首を取ってもイラク問題は終わらない。ブレアも窮地に立っているし、ブッシュ再選も万全からはほど遠い。ブッシュには北朝鮮やイランというカードもあるが、切り方とタイミングは非常に難しいだろうな。
--------------------------------------
2003.8.20.
バグダッドの国連現地本部がテロを受け、多くの死傷者が発生している。駐留を続ける米軍の死者数もすでに湾岸戦争時を上回り、キリスト教西欧文明主導のイラク統治はますます困難さを増しているように見える。イラク国民の大半も、フセインは要らないが、米軍も要らないと思っているだろう。米国としてもイラクの権益を捨てて撤退するわけにはいかず、しかしこのままではブッシュの大統領再選も脅かされるわけで、ベトナム戦争時ともまた違った緩慢で苦しい戦争を当面は続けざるを得ない。イスラム世界が米国に代わる答えを出すわけでもなく、当面は不透明な状況が続きそうである。
--------------------------------------
2003.11.10.
衆院選で自民が勝ってイラク派兵は決定的になったが、いずれ捕虜、もしくは死者が出た時に、簡単に撤退するわけにも行かず、一方マスコミは煽りを入れるだろうから、小泉政権は相当な苦境に立たされるだろう。アメリカも、抵抗の背後にいると思われているフセインを捕らえるのに躍起なようだが、おそらくフセインを捕らえることが出来たとしてもテロは続き、アメリカは消耗し続けるだろう。イラクは日米政権の命取りになるやの様相を呈しつつあると思う。
--------------------------------------
2003.11.13.
「イラク駐留米軍のサンチェス司令官は11日にバグダッド市内で開かれた会見で、「我々はこの戦闘と戦争に勝つ」と述べ、米軍がイラクで直面している状況は「戦争」にほかならないことを明言した。8日にはイラク訪問中だったアーミテージ米国務副長官が「イラクは戦争地帯だ」と述べており、米高官が相次いで厳しい現状認識を示したことになる」とのこと。米軍という戦争のプロも、イラクはこの先どうなるか読めないと明言してるようなものですね。自衛隊の上層部も戦争のプロだから、死者の数十人が出たところでガタガタすることはないだろうが、日米とも政治家とマスコミはこういう状態に直面したらどうなるだろう。そして、そうした反応を受けたイスラムは? 事態は悪化の一途を辿っている。
--------------------------------------
2003.11.30.
ティクリートで日本大使館の館員2名が殺害された。これで年内の自衛隊イラク派遣は無くなっただろう。世論は派遣反対に傾くだろうから、小泉首相は、アメリカに派遣延期の言い訳をしやすくなったんじゃないだろうか?
--------------------------------------
2003.12.14.
フセイン元イラク大統領が、13日にティクリートで米軍により拘束されたとのこと。すでにDNA鑑定で本人確認済みらしい。
これでイラク国内のテロが直ちに無くなることはないだろうが、米軍は、生きて捕らえたフセインをこれから目一杯使うだろうな、いろんなコトに。イラク情勢は新局面に入ったと言える。
--------------------------------------
2004.2.4.
陸自本体第一陣が3日、イラク・サマワに向け出発。主力も今月中には出発し、いよいよ本格的なイラク復興支援活動が始まる。よほどの状況変化がない限り、おそらく駐留は10年単位の長期的なものになるであろう。自衛隊隊員達の活躍と無事を祈る。そして願わくばこの駐留を通じて、日本の政治家達の未熟な国際政治感覚が少しでも磨かれることを。
--------------------------------------
2004.2.28.
陸自本体第一陣が27日、サマワに到着して活動開始。
ところで先日のアナン国連事務総長の国会でのスピーチ。
「戦争前にどんな意見を有していようと、今日私たちのだれもが、平和なイラクが地域及び国際社会において適切な地位を再び占めることに共通の利益を見出しています」とのことで、自衛隊派遣も積極評価。「貴国は、安保理決議の要請に応え、窮状に立ち向かうイラクに対して賞賛されるべき連帯姿勢を示されました。貴国は、私が設立した「イラクに関するフレンズ・グループ」に参加しています。貴国は、復興に対して寛大な貢献を表明されました。また、困難な議論を経て、貴国は人道復興支援を行なうためにサマワに自衛隊を派遣されました。」
「米国は横暴だ国連が大事」と言ってた人、私もある意味ではその通りだと思うけど、国連事務総長の現実的な視点にはどう反応して良いかわからない人が多いんじゃないでしょうか? 私はこれこそが外交であり国際政治だと思うんだけど。
--------------------------------------
2004.4.5.
イラク人口の6割を占めるイスラム教シーア派による反米デモが拡大している。シーア派の反米指導者ムクタダ・サドル師による反米の呼びかけがどこまで広がるか、戦後の復興の遅れに対する一般の不満が高まっているだけに、状況は予断を許さない。米軍は基本的には力で押さえ込もうとするだろうから、事態が更に悪化する可能性は高い。6月の占領当局からイラク側への主権委譲もだんだん危うくなってきた。
--------------------------------------
2004.4.18.
「米国は6月末の主権移譲後のイラク暫定政権づくりにあたり、米政府が人選した現在のイラク統治評議会は解散し、政権の主要な顔ぶれについては国連が改めて任命するという国連側の提案を受け入れることを表明した」by朝日新聞。ブッシュ政権はイラク政策を一見大きく転換? それでも当面は米軍なしでは成り立たないイラクの秩序維持を考えると、事態が急に変化することもなく、米国の影響力がやや水面下に移行するだけのようにも見える。しかしブッシュは一方で大統領選に黄信号が点っているわけで、米国世論がこれ以上厭戦化してくると、何かもう一手打たざるを得ないだろう。元々フセインによって部族統治の上に無理矢理近代国家の体を作り上げていたイラクだけに、地域と民族・部族の利害が渦巻く暫定政権がうまく進む確率も低いだろうし、イラクの混沌は加速しそうだ。
--------------------------------------
2004.4.22.
日本のマスメディアでは大きな話題になっていないようだが、1997年にイラクに対して適用された国連主導の石油・食料交換計画における不正が顕在化し、ボルカー元FRB議長をトップとする調査チームが発足する事態になっている。要するにイラク絡みの国連その他の腐敗の話なんだが、アメリカでは「イラクの主権委譲と来年実施予定の選挙で国連が主導的役割を担えるほど信頼を回復するためにも、同疑惑に対する調査は正当性が認められる体制で行われることが必要不可欠だ」という論調も出ているようだ。6月末の主権委譲、大丈夫かな。
--------------------------------------
2004.5.10.
イラクの原油輸出の大半を担うファオ半島の石油パイプラインが爆破され、輸出量が半減したらしい。日本メディアは、ファルージャやサドル師周辺との戦闘と同じくイラク武装勢力の仕業としているが、これはアルカイダの可能性が高いんじゃないだろうか? パイプラインを狙うのは戦略的な判断で、サドル師とかが跳ね返ってるのとは全然性質が違うんじゃないか? イラク人虐待問題という西欧マスメディアウケするネタよりも、アルカイダのイラクでの暗躍が活発化し始めたコトの方が、よほど深刻な気がする。
--------------------------------------
2004.6.28.
連合国暫定当局(CPA)は、予定を前倒しして本日イラクの主権をイラク暫定政権に委譲した。昨年4月のフセイン政権崩壊から14ヶ月にわたった米軍主導の占領統治は終結し、法的にはイラク人の手に主権が戻った。今後暫定政権は、来年1月末までに実施予定の暫定国民議会選挙を目指す。暫定政権の目下の最大の課題は治安の回復だが、この面では依然米軍(多国籍軍)に多くを依存することになり、しかも国連安全保障理事会決議に基づいて駐留する多国籍軍は、治安維持に「必要なあらゆる措置を取る権限」を持ち、作戦行動をイラクが制約することはできない。
一方、復興の原資となる原油の輸出収入を管理する権限もイラク側に移されたが、そこには約200人の外国からの「顧問」が各省庁に配置され、うち約150人は米国人である。
ちなみに在イラク米国大使館は、1000人規模の米国人職員を擁する米国最大の大使館となる。
要するに米国がイラクの首根っこをがっちり押さえつけている構図に当面変わりはないのだが、テロはまだまだ続くだろうし、米軍の中にも米国内にも厭戦気分は広がっているから、ブッシュ政権は綱渡りの政局運営を続けることになる。
個人的には、米国が望むようなイラク政権は、選挙後も出来ないのではないか。米国がかつて占領統治と宗旨替えに成功した「近代国家日本」のような道を、イラクは歩まないように思う。はたしてイスラム教国に西欧流の民主主義が根付くものなのだろうか。民主主義がベストな統治形式という幻想自体が、そもそも西欧文明の言い分だろうし。まして米国のように、軍事的にはスーパーパワーでも外交的にはイマイチイマニな国が手がけたら と思うのは私だけ?(笑)
2004.8.17.
--------------------------------------------
ブッシュ米大統領は、在外米軍を今後10年で6万―7万人削減することを軸とする米軍再編計画を発表した。具体的な内容にはまだ不明な点も多いが、在欧米軍や在韓米軍に比べ、在日米軍の縮小は小幅にとどまる可能性も高いと言われている。 極東地域の米軍は、陸軍第一軍団が司令部を米本土から座間に移すという可能性もあり、強化中のグアム基地と合わせ、プレゼンスをむしろ高める方向にある。中国の伸長を考えれば減らせないのは当然だろう。台湾の2006年もある。
こうした大幅な米軍再編は、もちろんRMAが可能としたのである。RMAの進展、戦略的IDAサイクルの短期化によって、米軍のワールドワイドな有事即応力はますます高まり、有事に備えた在外常駐兵力は最低限で済むようになりつつある。 有事後の駐留兵力は見込みを大幅に上回って必要なようだが(笑)
2004.11.08.
--------------------------------------------
米軍とイラク政府軍は、武装勢力が立てこもるファルージャへの進行を開始。物量に勝る米軍の戦術的勝利は当然であるが、市街戦ではRMAはあまり機能せず、武装勢力には地の利がある。事前にトラップの準備がなされ、自爆部隊がスタンバイするこの地で、米軍がどのような戦闘を行うかに注目したい。
2004.11.15.
--------------------------------------------
ファルージャの戦闘は、米軍が市内全域をほぼ支配下に置いたらしい。米軍は、武装勢力1200人以上を殺害した一方で、自軍の死者は数十人に押さえたらしい。どういう戦闘が行われたのか、続報に注視したい。それにしても、今回の戦闘でイラク国民の米国への反感はかなり強まったようで、米国のやってることは、戦闘には勝っても政治的には敗北するという、相変わらずのダメパターンである。
--------------------------------------
2004.11.22.
共同通信から引用
米国防総省は、スパイ衛星などが撮影した敵の動画を、米軍司令官だけでなく米兵すべてが自分の端末に瞬時にダウンロードできる独自のインターネット構築に向けて作業を進めている。13日付の米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。
将来の戦争に向けて準備されているシステムで、開発に当たっている米航空宇宙機器大手ロッキード・マーチンは、すべての米兵が、上空から戦闘地域を眺める「神の目」を持つことになると位置付けている。
同紙によると、これは「グローバル・インフォメーション・グリッド(GIG)」と呼ばれるネットワーク。6年前に構想が始まり、9月28日にはネットの開発に当たる同社やボーイング、マイクロソフトなどの共同企業体が設立された。
RMA極まれり(笑)
- 2005/09/02更新
- 2003/01/29登録
- 21152クリック
「情報化時代の戦争 RMA (Revolution In Military Affairs)」を検索
このキーワードを共有する
このキーワードはコレクションに選ばれています(1)
-
メイン
コメント (249)
最新コメント5件
2004/10/27
CLASH 報道でいろいろ明らかになりつつありますが、なんだかなー と言った感じですね。
2004/11/08
CLASH ファルージャは、事前の空爆が一段落して、市街戦が始まりました。 物量に勝る米軍の勝利は当然として、RMAの効かない市街戦で、米軍にどれだけの死傷者が出るかに着目しています。
2004/11/15
涙腺子 プレスルートでいろいろと手を回してみたのですが、今回は報道管制が想像以上に厳しくて実態が把握できません。おそらく相当数の死傷者が米軍にも出ていると思われますが、米大統領選挙でブッシュが勝利することを条件に作戦が発動されたことだけは間違いないようです。これでサマワの自衛隊はますます危険な状況に追い込まれたと言えるでしょう。
2004/12/03
カオナシ 「米国防総省は、スパイ衛星などが撮影した敵の動画を、米軍司令官だけでなく米兵すべてが自分の端末に瞬時にダウンロードできる独自のインターネット」に類するものは http://hotwired.goo.ne.jp/news/... にあるように誰でも利用出来る
ようになるみたい(笑)
2005/01/25
CLASH アメリカが表に出したくないような写真を集めたサイトを見つけました>http://www.rense.com/general61/...
- すべてのコメント »
つながりキーワード (30)
アメリカ海軍第7艦隊
- (zeek21)
民主党がその存在について言及したことから話題になっている、アメリカ海軍太平洋艦隊所属の艦隊。母港は日本の横須賀、佐世保および米領グアム。旗艦はブルーリッジ。 艦船約60...
攻撃計画 ブッシュのイラク戦争
- (lightcyan)
攻撃計画 ブッシュのイラク戦争 ボブ・ウッドワード著 伏見威蕃訳2004年7月14日1版1刷出てすぐに買ったのですが途中で読むの止めてました。最近になって『アメリカ外交 ...
↓にあるような http://wiredvision.jp/archives/... 略してFALCONと呼ばれる 国防総省高等研究計画局(DARPA)の 超音速ミサイル計画。 201...
人間は進歩してきたのか―現代文明論 上 「西欧近代」再考
- (lightcyan)
この本は著者の佐伯啓思教授が京大で行っている「現代文明総論」という授業をもとに書かれているとのこと。 まぁあいかわらず長いんですが3本目の線まででも読んでいただけると幸...
Electoral College Graph
- (lightcyan)
米大統領選挙の動向をグラフにしているサイト。赤がブッシュ青がケリー。画像もまめにアップしたいと思います(画像は下のサイトの縮小です)。 とはいえ僕はアメリカの大統領選挙...
世界テロリズム・マップ
- (lightcyan)
杉山文彦 編 時事通信外信部著 平凡社新書 2004.01.19 『9.11以降の現代世界において、テロは世界的に重大な問題となっている。今や日本もテロの標的に名...
国際政治とは何か 地球社会における人間と秩序
- (lightcyan)
"印刷文明が「外爆発」の文明であったのに対し、電子メディアの時代を「内爆発」と呼んだ"というこの本のp76の部分になにか感銘を受けました。カナダの英文学者マーシャル・マク...
ロシア政治経済ジャーナル
- (干(kan))
まぐまぐを使って発行されているメルマガ。ロシアの政治経済を中心に国際政治の分析が行われている。ロシア関係のメルマガでは日本一の配信数(最新号は3746部)。 10月25日にあった、ロシアの...
井ノ上正盛・在イラク大使館3等書記官
- (kiyo;)
「僕が、法学部に入学した理由はただひとつ。 『外交官になりたい』という、幼い頃からの 夢があったからです」 私の出身大学の、受験生向けパンフレットに、 かつて、このようなコメントを寄稿し...
朝鮮日報
- (雲衣。)
緊張関係。 http://japanese.chosun.com/site/data/... 日本語による韓国のウェブ新聞をまた読み始めた「イラク派兵」を複眼で見るためだ。軍隊アレルギーのな...
インターネット
- (icco nico)
「なんでそうなるんだろう」 「なぜそうならなければいけなかったんだろう」 「日本人はなぜブランドものがそれほど好きなんだろう」 「なぜあの人達はくだらない自慢ばかりするんだろう」 「おばさん...
沈黙のファイル-「瀬島龍三」とは何だったのか-
- (夜の撃墜王)
元大本営参謀 11年のシベリア抑留後、伊藤忠商事入社 伊藤忠商事の会長に迄、登りつめる。 素晴らしい経歴の持ち主 そして、 特攻隊戦没者慰霊平和記念協会会長 http://www.t...
戦争論
- (hommax)
著者は多木浩二氏。 篠原先生と組んで建築論や建築写真を語ったり、ダンスなどの身体論を語ったり(現象学?)する多才な方ですね。多木さんは。 ベンヤミンも根底にあるのでしょう。 ナチスに追わ...
ウォー・レクイエム
- (6月)
デレク・ジャーマン監督の未公開作品「ウォー・レクイエム」が21世紀になった今も絶える事のない戦争へのレクイエム (鎮魂歌)として劇場公開されます。 1994年2月19日...
Susan Sontag / 修道院の食卓
- (雲衣。)
昨年の暮れも押し詰まった12月28日、ソンタグが死んだ。 才気活発な 僕にとっての「お転婆スーザン」は享年71歳だった。 彼女は老いすぎることは望まなかったろうし、早すぎもしなかっただろ...
特輯●敗戰 / 迪宮裕仁 陸海軍大元帥 裕仁日王
- (雲衣。)
国立昭和記念公園の中心的建造物として「昭和天皇記念館」を国ではなく一財団法人として建てる計画が進行している。 広く寄附を募る形で建てようとしているのは【昭和聖徳記念財団】 同財団の理事長...
特輯●敗戰 / 東条英機 山本五十六 北一輝
- (雲衣。)
第二の敗戦をめざして「自衛隊軍」の「砂漠の人道支援」作戦が始まった。 (「人道支援」というのは戦略上の作戦名である) 高級奴婢 富裕下僕ゆえに石油利権を守るつもりの“新関東軍”駐留開始である...
原子力空母AbrahamLincoln
- (雲衣。)
2003年5月1日 S3Bバイキング機に搭乗したジョージ・ブッシュ米大統領は、母港サンディエゴに向かう途中の空母エイブラハム・リンカーンにテイル・フックで着艦した。 グリーンの飛行服に身を包...
壽岳文章の反戦論 +超私的“罵詈罵詈伝単”
- (雲衣。)
◎「イラク戦争に反対です 日本共産党」 このポスターを眼にして 私は呆れ果てた それから怒りを覚えた。統一地方選挙用の政党ポスターだった。 「イラク戦争に反対の一票を」という無神経なの...
殺すな
- (digm)
私は、ただ一言 "殺すな" と主張します。 I JUST CLAIM "DO NOT KILL" ! 以下、 "殺すな"発起人・小田マサノリ+工藤キキ+椹木野衣+山...







「“カタギ”になりた...
トムとジェリー
イマジン~戦争反対の...


