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岡本太郎の東北 (オカモトタロウノトウホク)

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岡本太郎による東北地方へのフォットルポルタージュ3編が収録された本です。

まず、写真をざっと見ました。
ほんの50年前の事なのに、人の顔が全く違う。
生きている。
感情がまっすぐ伝わってくる。
(岡本太郎の中年は柄の悪いオッサンだ)

次に、文章を読みながら写真を見ていきました。
文章のほうはどこか、仕事だから書いたという印象を否めないものの、ポイントについては本心が伝わってくると感じました。

読みながらずっと、どこか『もののけ姫』に通じる世界を感じていました。
秋田のなまはげにしても岩手の鹿踊りにしても、人が演じていながら獣の世界に入りこんでいることがわかります。青森のイタコは婆さま達の生命力が象徴する生きる力がこの世界を支えてきたことを感じさせます。
このような生命と向き合う世界を失ったとき、人々は取り繕った顔で生きるしかなくなったのではないかと感じます。



なまはげの役を務めるのは志願したり選ばれたりした屈強な青年達です。
記念撮影のためになまはげの面をとった彼らの顔は、久しぶりに見た「ほれぼれする男の顔」でした。今の生活の中では全く見かけることのなくなった。
しかし、彼らを、今の人は「キモイ」とか「ダサイ」とかいってしまうのかもしれません。

岡本太郎の東北

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干(kan)画像 投稿者:
干(kan)
詳細情報
  • 発売元: 毎日新聞社
  • 価格: 1400円
  • 2003/01/31登録
  • 790クリック

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コメント (6)

最新コメント5件

2003/01/31

干(kan) 住んでいるのは東京です。写真の中の子供達は今、五十代のはずなので、同じ顔があっても不思議ではないのですが、日常生活でみかけるのはスマートだったり、外見を異常に気にしたりそんな顔ばかりだと感じます。

拾得 だ・か・ら、、東京イコール日本じゃないってこと。

干(kan) いや、私は田舎出身で東京=日本などという考えはないのですがね。つまり、同じ人間でも50年の間には変わってしまっているかと感じるわけです。なぜ貴乃花の表情を奇異に感じられないか、なぜ異常にイメージを作り上げたアーティストに人気があるか。そういった感覚を問いたいわけです。

2003/02/01

2026 去年「日曜美術館」で岡本太郎の撮影旅行に同行した人の話が放送されました。岡本氏は「ここぞ!」という時はカメラのシャッターをムチャクチャ強く押したそうです。その人が「強く押しても強い写真が撮れるわけではないんですよ」と言ってもついやってしまうらしい。岡本氏らしいと思いました。というか(私は写真はやらないのですが)自分も絶対やりそう、というか(笑)。

干(kan) この本でも写真評論家の飯沢耕太郎氏による写真家としての岡本太郎を語った文章があり撮影時の様子などもわかってよいです。

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「今日の芸術は、うまくあってはならない。 きれいであってはならない。 ここちよくあってはならない。」 岡本太郎はこのように著している。 一瞬、えっ?って思うけど、...

岡本太郎著。 数年前にたまたま購入して読んだ本です。 それまでは、ギリシャ彫刻や高村光太郎のブロンズ作品のように人間の肉体美が好きだったのですが、この本を読んでから、...

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