エルヴィン・ジョーンズ”スペシャル・カルテット” トリビュート・トゥ・ジョン・コルトレーン ”至上の愛”
ELVIN JONES "SPECIAL QUARTET" TRIUTE TO JOHN COLTRANE "A LOVE SUPREME"
1992年12月4日新宿ピットインで行われたギグのライヴ録音。
ウィントン・マーサリスとエルヴィンの組み合わせというだけでも、かなり興味をそそられるが、彼らが演奏した曲が「至上の愛」ということになれば、生涯に一度しかないレアなギグだということに気づくだろう。まあ、サックス奏者が「至上の愛」の中から1曲を演奏したのであれば、こんな雰囲気にはならない。しかし、演奏者がラッパ吹きでドラマーがエルヴィンだとなると、話はとつぜん変わる。この録音を聴いていると感じられる一種異様な高まりを、その場に居合わせた誰もがそのように感じているのではないかと思わせるような熱演。
トランペットでコルトレーンができるのか?という疑問は演奏が始まってしまえば、単なる危惧でしかないことがすぐにわかる。ウィントンはモネのへヴィ・タイプの楽器の一つを使用しているが、この楽器によって、ウィントンの音は普通のトランペットよりも重心が下がり、重厚な雰囲気を醸し出すことに成功している。
また、このスペシャル・カルテットがウィントンのバンドでないことが幸いして、ウィントンがいつもみせる理知的な演奏とは180度違う、ハードなブローを聞かせてくれる。ただし、それは単なるブローではなく、ウィントンの驚異的なリップコントロールと持久力に支えられたものであることは明記されてよいだろう。
ウィントンはウマい。しかしこのアルバムの最大の聴き所は、なんといってもエルヴィンである。この人はいつも全力で演奏してくれるのでいつもすばらしい演奏なのだが、「至上の愛」を演るという意気込みがアルバム全体にみなぎっている。このエルヴィンのドラムこそがこのアルバムのレゾンデートルであるといっても決して過言ではない。
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コメント (1)
2002/04/24
so-ta 私は札幌でこのライブツアーを見ました。たしかに聞くまではウィントンのトランペットでどういう演奏になるのか期待と不安がありましたが、実際は素晴らしい演奏でした。
マッコイ・タイナーのピアノが少し元気が無かったですが・・・
御年80歳とはおもえませんね
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