ニホンジンノセカイカン
日本人の世界観
著者は九州・博多に在住の、南欧、南米生活もある1948年生まれの教授。
宗教について、日本人は都会の片隅で、日常どのようなことを、思うのか。
この本は、日本の国のプリミティブな時代から、時代を司どった宗教や国家観と、翻りどのような世界観で、この島国の人々が歩んで来たかということを、平面と立体的に、語ってくれる面白い本です。
私の宗教体験は、お寺に多く寄進をし、故郷に錦を飾りかけた父が、亡くなる前に突然洗礼し、外国の宗教に鞍替えしてしまったことから始まる。遺族に取り、祀ることの難しさ。いつも悩まされる、自分のルーツへの帰属問題。
中世にも大友宗麟の例があるが、熱心な帰依者がなぜ、最期にそうなったのか。それは個人の問題なのだが、日本人にとり、宗教ってなんだろう。ずっと引っかかったままだ。
21世紀の日本で、古い記憶を読み返すことも大切かと思い、この本をいま読みながら、盆から秋への、やまとびとの心根について、思いを巡らせています。
肩に力を入れずに、読んで頂きたい「日本論」であります。
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