ぴーたー・おとぅーる PETER O'TOOLE
ピーター・オトゥール
1932年8月2日 アイルランド、Connemara生まれ。本名 Seamus Peter O'Toole 俳優。
日本においては一般の映画ファン、×××マニア、共に人気があり、根強い支持者を持つ。若い頃の美貌は輝くばかりだが、70年代半ばに大病を経験し、老境に達した後の現在の風貌も味わい深い。
若い頃から生来の反骨さを示す言動が多く(アイルランドの国民性?)、つい先頃も授与が発表された米国アカデミー賞特別名誉賞(an honorary Academy Award)を、「引退したわけではなく、今後も本賞ノミネートの可能性があるのだから」と辞退する旨の声明を出した。
「アラビアのロレンス」('62 Col)のT.E.ロレンス役で有名となり、やはりこれを代表作とせざるを得ないであろうが、他にも「何かいいことないか子猫チャン」('65 UA)、「将軍たちの夜」('66 Col)、「おしゃれ泥棒」('66 Fox)、「冬のライオン」('68 Buena)、「チップス先生さようなら」('69 MGM)などの出演作がある。(「パワープレイ」('78)も面白かった)
「何かいいこと...」やカメオ出演した「007/カジノ・ロワイヤル」('67 Col)などのピーター・セラーズとの共演作を観るたび、オトゥールがホームズ、セラーズがワトソンという当初のキャスティング構想通り製作されたビリー・ワイルダー監督「シャーロック・ホームズの冒険」('70 UA)が観たかったと思う。
彼の演技からは、明るさと共に英国演劇界出身らしい優雅さとユーモアが感じられるが、それと同時に、どこから来ているのか判らない屈折と屈託の暗さも感じられ、それが×××を引き付ける理由となっていると思われる。(彼が舞台で演じた独白劇「審判」はさぞ良かったであろう)
「ロード・ジム」('65 Col)で共演した伊丹十三のエッセイに登場する彼は、酔っ払いで冗談好きのなかなかの好人物である。あと森茉莉が書いた彼に関わるエッセイは、ピーター・オトゥール(彼女の表記にならって「ピイタア・オトゥウル」としたいところ)の魅力を十全に描いていると思う。
- 2003/02/03更新
- 2003/02/03登録
- 5803クリック
このキーワードを共有する
-
トラックバック(0)










