チキュウジグザグ
地球ジグザグ
TBSで1989年10月から1994年3月まで放送していた番組。毎週日曜日の朝11時からの30分番組でした。
10代後半から20代前半くらいの若者(素人)が、夢の実現のために世界各所を訪ね、ホームステイをしながら武者修行するもようを同行取材したドキュメンタリー...という位置づけでよろしいでしょうか?
美容師の卵がNYの有名ヘアメイク・アーティストのもとを訪ねたり、菓子職人志望の子がドイツでザッハートルテの名門に学んだりといった感じ。そう、知っている人は知っている、実は「世界ウルルン滞在記」の前身にあたる番組でした。司会は鴻上尚史さんと初代パートナーは相原勇さんだったように記憶しております。
ジグザグとウルルンの共通点は、単なるドキュメンタリーではなくてスタジオ・トークの入るところと、ジグザグのテーマ曲が、ウルルンではロケのエンディング(ホームステイ先の家族との涙の別れのシーン)に使われていること。息の長い曲ですね。
違う点は、ウルルンは1時間枠になってゲストがつき、クイズという要素を持ち込んでエンターテイメント色が強くなったこと、そして何より、海外体験をするのが素人ではなくて、タレントになったということ。そのため回によって多少の当たり外れができている気もするけど。
ウルルンは、元々興味のあるものや特技を活かしたステイ先を選んでいるケースは大変面白く仕上がります。例えばジミー大西君のようなヒトにとっては経費丸抱えで結構ありがたい企画なんじゃないでしょうか(彼の場合は既にスタンスがタレントからアーティストにシフトしているから、どこへ行って何を作っても、彼なりの真剣さやこだわりが垣間見えて面白いし)。また東ちづるさんのように、(元々ボランティアに興味があったのかどうか私は知らないのですが)あの体験で人生が変わってしまったようなタレントさんもいますね。一方で、趣味や特技の延長として目的を持って行くわけではなくても、コミュニケーションの面白さを伝えてくれる(何故か裸族担当が定着している)山本太郎くんのようなキャラクターを輩出したりもしています。
逆に、若い女の子に秘境体験をさせるような定番ネタでは、「スキルアップ」的なモチベーションも殊更ないわけで、ただ単に行った先の食習慣や風俗になじめずにいるタレントのカルチャーショックやホームシックの模様を延々見せられることになり、「知ってて行ってんじゃないのかよ!!」とツッコミを入れたくなってしまうのも事実。
私にとってはジクザグのイメージがあまりに強く、ウルルンのあのテーマ音楽がどうしても両者の比較を余儀なくさせるのですが、私はジグザクの方が好きでしたね。放送開始時期が自分の将来を模索していた時期と重なるため、何かにつけ感情移入して見ていたせいもあるのでしょうが、今は30過ぎの人間として、現代の若い人たちがひとつの夢に向かってひたむきになっている姿を見てみたい、そういう気持ちになっているのも確か。ウルルンは旅人役のタレントの人材もネタも尽きてきているかもしれないので、そろそろ素人旅人に戻してくれてもいいような気がするのですが、いかがでしょうか。
- 2003/02/09更新
- 2003/02/09登録
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