プロミス
プロミス
「プロミス」は、3人の監督の1人であるB.Z.ゴールドバーグの、パレスチナ自治区や彼もこれまで訪れたことのなかったヨルダン川西岸のユダヤ人入植地、そして彼が育ったエルサレム近郊への旅を追ったドキュメンタリーである。
ちなみに彼は、ボストン生まれ、イスラエルで育ったユダヤ人である。
彼と後2人の共同監督、南アフリカ生まれのシャピロとメキシコ生まれのポラドは、1997年~2000年までの3年間、パレスチナ・イスラエル双方の子ども達7人を取材した。
彼らはそれぞれ全く違う家庭環境、社会環境の中で暮らしている。エルサレムで成長し、やがて大人になっていく7人がそれぞれに自分の物語を語る。
ユダヤ人の双子の兄弟、ヤルコとダニエルはパレスチナ人の少年、ファラジのポラロイド写真を見て、彼への興味がピークに達する。
そして、ゴールドバーグに「会ってみたいな」と持ちかける。しかし、ファラジはイスラエル人の子どもと会う気はまったくなかった。
だが「今までイスラエル人に私達パレスチナ人の境遇を説明した子どもがいる?いないでしょ」と、同じパレスチナ人の少女、サナベルの呼びかけにより双子と会う決心をする。そしてファラジはこの会合のイニシアティブを自らとり始める。
双子は難民キャンプを訪れる。彼らはキャンプが迎えた初めての「あちら側の人間」だった。子ども達みんなで食卓を囲み、サッカーをして遊ぶうち、彼らの距離が縮まってゆく。しかし、物理的、文化的な遮断の前に歩み寄りたいという子ども達の願いは叶わず、友情の約束はつかの間の出来事として終わる。
この会合から2年ほど経った映像がエピローグに使われている。成長した彼らは、穏やかだが正直に「あちら側の人々」について自分なりの考えや、また双方が一同に会する可能性、将来の夢などを語る。
かなり重い、重過ぎる物語だけど、知らなきゃことが通らない、そんな時代に生きているという実感がある。
- 2003/02/09登録
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コメント (1)
2003/02/09
Lucy 「かなり重い、重過ぎる物語だけど、知らなきゃことが通らない、そんな時代に生きているという実感がある。」本当にその通りだと思います。"そんな時代のただなかに、私はまさに今、生きているのだ" と私も実感しています。日増しにより強く。
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