どうぶつさいばん―せいおうちゅうせい・せいぎのこすもす
動物裁判―西欧中世・正義のコスモス
法廷に立つブタ、破門されるミミズ、モグラの安全通行権、ネズミに退去命令……冒頭から人を食い殺したブタに対する裁判の様子が書かれるというなかなかショッキングな怪著。
ひととおり動物に対する裁判の様子を記述した後で、どうして十二世紀から十八世紀までのヨーロッパでだけこのような現象が起こったのかを、丹念に丹念に記述していく。途中の道のりは退屈に思えるが、それを乗りこえた後の結論はとても新鮮で、いまでも大切にしたくなる。
中世ヨーロッパにおける合理性の中身を描き出した、すばらしい本です。あるいみ私のバイブルです。
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