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立花隆先生、かなりヘンですよ――「教養のない東大生」からの挑戦状―― (たちばなたかしせんせい、かなりへんですよ)

前々から立花隆はどうも怪しいと思っていたが、やっぱり怪しかった。なぜ怪しいのかは、数ある著作に当たって確認した本書を読めばよく分かると思います。ここでは、時間のない人のためにちょっとだけあらましを書いておきます。

立花隆氏は、ニューサイエンスの影響を受け、「人類は、今まさしく新たな進化を遂げつつある。」「今までの科学を乗り越える新しいパラダイムが生まれつつある。」「今まさに新たなる科学が生まれ、人類は進化しつつある。これに乗り遅れると大変なことになる。(つまり人類は二極分化していく)」という考えにとりつかれている(インターネットは遠からずグローバル・ブレインになるし、人工知能はもうすぐ子供の知能を超えなければいけないし、宇宙には採算を度外視しても行かなければならない)。その考えを正当化するために、初歩的なミス(チャペックの三原則ってなんですか?)や勘違い(熱力学の第二法則もよく分かっていないらしい)、珍説(地球温暖化問題などは取るに足りない問題だそうだ)をでっち上げている。のみならず、自分の理論のために事実まで曲げていってしまう。さらに、ほとんどのテーマは場当たり的に取り組んでいるため、似たようなことに対して正反対の態度をとることさえ辞さない(環境ホルモンに対しては珍説を提唱してまで最大限警告したのに対して、遺伝子組み替え食品は論理をすり替えてまで大々的に賞賛する)。理系に転向してからの立花隆氏は明らかにトンデモな人種である。おまけに超能力を信じたくて信じたくてたまらないらしい。

貿易黒字でスペースシャトルを買おうって……

いやあ、ここまで怪しいとは思っていませんでした。ぜひよむべし。

立花隆先生、かなりヘンですよ――「教養のない東大生」からの挑戦状――

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投稿者:
sogo
詳細情報
  • 発売元: 洋泉社
  • 価格: 1500円+税
  • 人名: 谷田和一郎著
  • 2001/12/17更新
  • 2001/12/17登録
  • 2596クリック

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コメント (22)

最新コメント5件

2001/12/19

cooley 本の中で東大生がバカじゃないという立証はなされているのでしょうか(笑)?

2001/12/20

sogo 立花師が「大学生、小学生の学力が昔より低下している」という意見を立証するのに失敗しているという論証はなされています(笑)。それに、「東大生はバカじゃない」といっているわけではなく(むしろ自分に教養がないことははっきり書いてある)、「立花さん、あんたもそうとうバカですよ」というふうな話ですけど。

cooley 「立花さん、あんたもそうとうバカですよ」ってタイトルだったら思わず読んじゃうかも(笑)。

sogo そう読み替えてもらって構わないでしょう。作者的には。

2003/02/23

ゆゆゆゆゆ この本、わりとしっかり読みました。けっこう面白かったです。それなりにまじめに下調べやってるし。でも、あいかわらずおいらは立花隆の本を愛読してるんだな(笑)。たしかに、彼のものの見方には偏りがあるが、そんなことで彼の仕事の有用性はぜんぜん帳消しにはなりませんね。というか、彼のトンデモ意見がいくら彼の本にたくさん折り込まれていても、本を読む際に、それはほとんど障害にならない。ああ、立花さんは、そう思ってんのね、ぐらいにサラリと読みとばせばいいだけ。ロラン・バルトの言い方を借りれば、テキストは読み手が新しい「意味」を創り出すための装置にすぎないですから。立花さんの意図などどうでもいいのですね。著作そのものには意味はなく、解釈(ニーチェ的な意味での)に意味があるのですから。

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