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アップルスクリプトスタジオ

AppleScript Studio

NeXT Computerから引き継がれたInterface BuilderおよびProject Builderの上でAppleScriptを利用可能にしたフレームワーク。この名前のソフトウェアが独立して存在するというわけではない。

AppleScriptがRAD向けであるのに対し、アプリケーション開発を気楽に行うとか、AppleScriptやShellscriptのプログラムに対して手っ取り早くGUIをかぶせようという場合に利用するツール。

アップルはHyperCardの後継にとマーケティング戦略上考えているようだが、内容もコンセプトもまるで別物である。HyperCardは、ある人にとってはDirectorやFlashのようなオーサリングソフトであり、ある人にとっては開発環境であった。その開発環境的な見地からすれば、たしかにそれは当たっているのかもしれない(そういう向きはおそろしく少数のはずだが)。

AppleScriptを日常的に利用している人間にとって、いや、あくまで個人的かつ主観的な感想になるが、AppleScript Studioはなじみにくさを覚える。AppleScriptでは他のアプリケーションをコントロールすることが多い。当然のことながら、他のアプリ+AppleScriptエディタを起動しておくことになる。

Project BuilderとInterface Builderを同時に立ち上げておくとそれだけで画面が占領されてしまい、他のアプリとの画面上の共存が難しい。

まだある。

Interface Builderでボタンを配置したとして、それに関連づけたAppleScriptをProject Builderで編集するとき、ボタンが許容するイベントハンドラがポップアップで出てくるとか、そういう支援機能が欠けている。ものすごく使いづらい感じがする。

結局のところ、Script Editorで作ったスクリプトをコピー&ペーストで貼付けるというスタイルに落ち着くようで……じゃあ、Project Builderって意味ないじゃん?! という話になってしまう。このあたり、担当者はLate Night SoftwareのScript Debuggerの爪の垢でも煎じて飲むとよいだろう。

この環境を見ていると、アップル社内のNeXT系(UNIX系)技術者とApple系の技術者の確執の深さを感じずにはいられない。そこら中で悲鳴と怒号が聞こえてきそうな感じがする。これは感じすぎなのかもしれないが、そういうのをユーザーに感じさせるようではいけないのではないだろうか?

まだまだ、β段階のものすごくこなれていないソフトというのが個人的な評価だ。ただ、努力の方向性は間違っていないので、もっと使いやすさを考慮した製品に仕上げていってほしいものだ。

ちなみに、December 2002のDevelopper Toolに含まれるAppleScript Studioは、AppleScriptのプログラム中に日本語の文字列を入力しても正常に認識されないような気がする。ダイアログで表示してもまともに出てこない(ーー; きちんとこのあたり、社内でプレビューしてから出してほしいものである。

AppleScript Studio

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詳細情報
  • メーカー: アップルコンピュータ
  • 2003/02/11更新
  • 2003/02/11登録
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