イエモト ヲ ワラワセロ ― ワラウベキカ シヌベキカ、トブベキカ
家元を笑わせろ ― 笑うべきか死ぬべきか、翔ぶべきか
幼少の頃から、分厚い本が好きだった。
分厚い本というのは、概して難しい本であり、真面目な本、…だと思っていた。
その代表格が、百科事典だった。
だから、分厚い本を読んでいると両親が安心した。 勉強していると思ったのだろう。
しかし、厚ければ良いというものではない。
このKW本。
本の厚さ5.5cm、658ページ。 うむ…、分厚い!
だが、手に取ると、紙質のせいか思ったより軽い。
内容は、非日常の「軽い」ジョークから、非常識な「重い」ブラックジョークまで、彼是取り混ぜて1012片。
立川談志が集めたジョーク集である。
-----------------------------------------------
本の帯(コシマキ)には以下のキャッチコピーが…。
「時間・空間を縦横に旅してきた家元が伝える笑いのミシュラン。」
「世界の傑作ジョーク全1012話。」
「ミシュラン」のくだりがひっかかる。
案の定、談志(前書き=頭辞)によれば、
「"おもしろさ″ "笑い″ なんて、それぞれの人によって違うし、それはそれでいい。」
「ジョークをしゃべっても聞き手に合わせるのではサラサラない。 己の好きなジョークを確認するために "観客に問う″ のである。」
やはり談志だ。
また、曰く、
「ジョーク」はいいよ、「ウイット」もいい。
家元は毎日この会話で生活している。
「ユーモアは不幸を忘れさせる」
…とも。
あるTV番組、楽屋の風景。
談志が、弟子の前座に、背中を掻いてくれと言う。
「背中を、こう、ザーッと掻いてくれ」…と。
弟子は恐るおそる、家元の背中を摩る。
そして、家元曰く、
「やっぱり、カミサンのほうが巧いな…」
なんでもない一言だが、こんな「庶民的な日常」の談志が好きだ。
-----------------------------------------------
【目次】
頭辞
「男と女」いえ「女と男」
神
仕事
動物
酒とたばこ
レストラン
子供
泥棒
病院
有名人
田舎の人
ロシア
お金
ブラックジョーク
ナンセンス
ウイット
警句
アトランダム
結辞
-----------------------------------------------
現在(2011年11月28日)、品切れ中だが、文庫本で復刊して欲しい一冊である。
できれば、「分冊」にはしないで、この分厚さを維持して欲しいなあ。
そしたら、旅行鞄の中に常備しておくのだが…。
- 商品名: 家元を笑わせろ―笑うべきか死ぬべきか、翔ぶべきか
- 価格: ¥2,100
- 著者: 立川 談志
- 出版社: DHC
- 発売日: 1999-11
-
詳細をみる
- 2011/11/28登録
- 1179クリック
「家元を笑わせろ ― 笑うべきか死ぬべきか、翔ぶべきか」を検索
このキーワードを共有する
このキーワードはコミュニティに選ばれています(1)
-
メイン
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (3)
亡くなった立川談志の小咄にコンナのがある。 「縁の下で飼ってたキリンはどうしたい」 「トックリのセーターを着るのがいやだって家出したよ」 「地下鉄の駅の入り口で...
談志が帰ってきた夜(DVD付) (GOTO DVD BOOK)
- (ネコまいける)
談志が死んだ。 2011年11月23日(水曜)「勤労感謝の日」、夕刻のTVニュースで五代目・立川談志(本名、松岡克由)の訃報を知る。 とうとうこの日がきたか…、と...
立川談志
- (三太夫)
落語家シリーズ⑥立川談志 私の母方の祖父(70代)は談志が嫌いなようです。 対照的に,団塊の世代の父は,結構好きな様子。 御本人の政治活動や毒舌,へそ曲がりな姿勢などによ...





ダメな女
「ユーザー・イリュー...


