タマゴノオ
卵の緒 (新潮文庫)
瀬尾まいこ著。
血のつながっていない母子の話(表題作『卵の緒』)、
ある日諸事情でつながる姉弟の話(『7's blood』)の2編から成っています。
卒論で戦後からの家族の変遷を眺めた私ですが、現代の家族には、さまざまな形態があるようです。
「家族」の範囲、暮らし方などにおいてです。
この本で描かれているような血のつながらない家族や
片親しかいない家族も、珍しくはなくなりました。
「家族」
ってなんでしょうか?
血がつながっていても愛されない、愛せない。愛されていても不器用で、伝わらない。
血の繋がりなんてなくとも愛おしい。どこかで、血を越えた愛情を感じ合う。
心からの愛情・真剣に向き合ってくれる忍耐強さがあれば、
子どもは子どもなりの柔軟性や豊かな心を持って育つ気がします。
血の繋がりは大切だけれど、必ずしも必要、ではないのではないか?
そんなことを考えてしまいました。
子どもは実の親に会いたいと思うこともあるでしょうが…。
正直、私はこの作品たちを読んでいてつらかったです。
私自身の家族と、書かれている2家族のカタチを突き放してみることはできなかった。
私もいつか結婚し、旦那さんや子どもと暮らしたいと思っています。
大人の事情、もうどこかに置いてきてしまった「子どもの事情」。
家族なんて不確かなものです。分かっていても、穏やかな幸せを欲してしまいます。
- 商品名: 卵の緒 (新潮文庫)
- 価格: ¥420
- 著者: 瀬尾 まいこ
- 出版社: 新潮社
- 発売日: 2007-06
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- 2010/10/06登録
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