益田ミリ、畏るべし!! そんな
ふつうな私のゆるゆる作家生活:益田ミリ
この人の漫画、画風がこんな感じなんで「ほのぼの系」だと思ってると、エラい目に会います。
私も『結婚しなくていいですか。』を最初に読んだとき、はじめ、フーン、フーン。そしてえッ、なに!! 終わり頃には、顔がこわばってきましたもん、非常にシリアスなので、ね。
益田ミリ、畏るべし。
本書帯にあるように、上記作品で功なり名を遂げた著者の身辺雑記、と見せかけて中身は相当、哲学的。日常のなかの違和感や不条理。そして「アレ!? これってこーなんだ」っておどろく彼女の覚醒が見事なんです。
だれもが感じるふとした人とのやりとり、そのなかのやりきれなさ、にハッとする。そのハッとする仕方も、じつに「益田ミリ」的なんです。
そして、「人を気遣う」作法(118頁)、「将来への“もやもや”感の乗り越え法」(142頁)、「自己決定・自己責任がすべて!!」(145頁)なんて「命題」が見事、提示されています。それもなんにもむづかしくない平易なことばでネ。「人を気遣う」、に書かれたようなことすらできない人間、けっこう多いと思いますヨ。
ちなみに、その「自己決定・云々」のネームを引用しときます。
「自分の人生が左右される大事なことを決める時 人の意見を聞いても仕方がないのです(やってみよ 失敗しても300万円や~)」。ここ4コマ。で、下の2コマのネームも「うんうん、成程!!」。気になる方、読んでみてくださいネー。
本書・帯の最下の惹句・「勉強ができなくても作家生活は困らないのでした」。
この惹句どおりの本書。でもネ、「勉強ができなくても」この人、相当な才能の持ち主だってことがわかる。そんな一冊です。
http://books.rakuten.co.jp/rb/...
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