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ヒャッカランラン

百花乱々展

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去年、京都駅ビルの美術館にて見に行った写真展。
アラーキーとロバート・メイプルソープの共同の
展覧会でした。

アラーキーは過激な描写の写真がかなり表に出て
るみたいですが、私は家族でアラーキーファンがお
りまして、いろんな写真集を見て非常にかわいらし
い写真をたくさん撮っているので本チャンの写真展を
見る機会があれば見てみたいと思っておりました。
同時に若くしてエイズにて逝去した写真家、ロバー
ト・メイプルソープの写真をぜひ見てみたいと思い
彼らが「花」をテーマにした写真の展覧会を見て
参りました。

会場の経路の前半がアラーキー、後半がメイプルソー
プの作品だったのですが、同じモノを被写体にして
いるというのに、作り上げられた世界や私に届く観点
が対照的だったのが印象的でした。

アラーキーはいろんな花をいろんな見せ方で表現して
いました。いろんな花をポラロイドで撮り、その写
真を組み合わせてマンダラを作ってみたり、キレイな
花だけではなく、花を抱いた女性を写したり(もちろ
ん彼の細君です)、枯れた花、しおれた花を写していま
した。
メイプルソープの写真はひとつの花を単体としてとらえ
ひたすら美しく、ガラスケースの中にある商品をこちら
側から覗くような感じの写真が多いように思えました。
しかし、どの花もキレイな状態の花でした。みずみずし
くも感じた。何かを犠牲にして生きてるみたい。彼は
いくつかある芸術作品として花を撮り続け、タイトルを
常に「スティルライフ」と付けている。

ただ、このふたりの作品は非常に対照的でした。
花によって、生死のプロセスまで見せる、生々しい表
現のアラーキーに対して、生と死が交わる瞬間が
欠如してる、あるいは死や老いを恐れてるかのよう
に見えるくらいのメイプルソープの花の完璧なまで
の美しさは逆に悲しい作品のように思えた。彼が若
くして死んでしまったことが、さらに花の表現に
「孤高」という表現を加えることになってしまった。
このまま枯れない花、しかしソレは自然の摂理に反
している。反しているがその花は完璧なまでに美しい。
アラーキーの花は枯れている。しかしそこには明らか
に生命が宿っている。

非常に興味深い作品展でした。

百花乱々展

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投稿者:
ベロニカ

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デザイン・写真・建築荒木経惟

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300キーワード目は、一番好きな写真家を。 ヌードも、猫も、東京の街も、花も、青空も、男たちの顔も。 見ただけで「ああ、アラーキーの写真だ」と判る。被写体との距離と、で...

人名・団体名荒木 経惟

  • (エリンコ)

  少し前(もう去年になるのか・・・。)祇園の写真展に行ってきました。なぜかタダで(笑)。テーマは「花」。アラーキーが初めて撮った写真、「彼岸花」から初めて書いた絵、「死」をテーマにしたスラ...

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