コウゴヤクコジキ
口語訳古事記
三浦佑之『口語訳古事記 完全版』文芸春秋。
加門七海の『うわさの神仏―日本闇世界めぐり』(http://www.kanshin.com/index.php3?...)を読んでいると、神仏参りの場面で日本の神についての記述が当然だけれど出てくる。
そこではっと我に返る。
私は日本の神話を知らない。
今私が日本固有の宗教について質問されたら、全く答えられない。
情けない話である。イザナキ、イザナミ、スサノオ、天照、、、と名前は知っていても実際(実在はしないだろうけど)どういう人たち(神か)だったのか全く知らないのである。
話は若干それるが、テレビ朝日系列で放映中の『スマステーション』で慎吾君が外国人向けはとバスツアーに参加して俄然日本に興味が出てきたと言っていた。
悲しいかな、外国の文化に出会ってから日本に興味が出てきたのは私も同じだ。何かを知るにはその元から。日本の歴史ならば神話からじゃないだろうか。
というわけで、この本。
本屋でパラパラやった限りではとてーもとっつきやすい。
よし、買いだ!と思ったが、そのとき財布には2000円しかなかった。
今週末のターゲット。
(2003.3.24追記)
読んでいてわくわくする。どうしてこんな面白い話を知らなかったのか。本書の特徴は『古事記』編纂前の口承による神話の昔語りのスタイルを取り入れるために訳者が架空の語り部の老人を登場させて、彼に語らせている点。これによって口承独特のリズム感が生きてくる。
神様が空を飛んじゃったり、黄泉の国に行ったイザナミにうじがたかっているのを見てイザナキが恐くなって帰ってきちゃったり、アマテラスとスサノオ姉弟のけんか(?)とか、神とはいえ相当人間ぽいところが逆に新鮮。でも、アマテラスの理不尽ぶりにはちょっとがっかり。
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コメント (7)
最新コメント5件
2003/03/06
スパンクミー 神話は国語と社会の文学史でちょっと触れるだけでしたね。しかもあれでは興味も持てないなという内容。この本や梅原猛の本が平積みというのはそういういままでの教育への反動なんでしょう。
2003/03/08
信生(ほい!) 私個人の感じ方なんですけど、国語などで「文学」として扱うのには反対なんです。おじいちゃんというのもちょっと違うかなぁ、長老とでも呼ばれそうな語り部とか、琵琶法師や吟遊詩人でもいれば別だけど。歴史ではないかもしれない。宗教とも違うかもしれない。けど単なる昔話じゃない何か。
信生(ほい!) 私は一神教を信仰しているので、だから日本の神々を否定する立場とも言えるわけですが。けど神話を持たない国民(あるいは民族)というのは、アメリカのように歴史がない(というくらい浅い)国とか、旧ソ連のように宗教を否定する国とか、なんかイビツさをまとうような気がするんですよ。
信生(ほい!) うん、「人の想い」かもしれない。昔から連綿とこの地、この国に伝えられてきたもの。「実際に起きた出来事」という意味では歴史じゃないけど、歴史を織り上げてきた一人一人の中に流れるもの、一瞬一瞬の中に流れるものとして、やっぱりジャンルは歴史であってほしいと思うのです。
2003/03/09
スパンクミー 古事記は編纂されたという時点で伝承ではなくなっていますから、この内容をじいさんばあさんに聞いても本の内容とかわらないでしょう。だったら私は神話は本で読みます。
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