傾斜鉄道
インクライン
傾斜地にレールを敷き、動力で船や荷物を上下させるのが「インクライン」(傾斜鉄道)。
同じ仕組みでも、旅客を乗せるのが「ケーブルカー」(鋼索鉄道)、産業用に使われるのがインクラインと考えればいいらしい。琵琶湖から京都に水を引く琵琶湖疎水で、船が上がれない急な坂を貨車を使って引っ張り上げたインクラインが有名。京都見物のついでで私も、その線路跡を見たことがある。
さて、黒部ダムのはるか地下にもインクラインがある。建設時に使われ、今も地下の発電所に物資を運ぶ手段となっている。黒部第4発電所を見学した折、シルバーメタリックのインクラインに乗せてもらった。
かなりの急傾斜だ。窓から、レールが見える。つるべ落としのように2台が交互に上下する方式になっており、途中ですれ違う。
車内では中島みゆきが紅白で歌った「地上の星」のビデオが流れる。行き着く先には、かつて、みゆきさんが実際に歌った場所がある。
黒部ダム建設は、まさに「プロジェクトX」だが、みゆきさんの歌を地下深くから生で送り出すという作業も、それなりのプロジェクトXだったらしい・・と関電の人から聞いた。
ちなみに一般には公開されていないが、関西電力、富山県による公募の見学会があるらしい。
- 2010/11/02登録
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