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現代思想のセントバーナード または 現代思想の整体師

内田 樹

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内田先生!

なぜにそんなに面白いんですか。すぐに読み終わっては、次の本を買い足す日々です。
あっという間に「勝手に内田文庫」、本棚を侵食しつつあります。
ブログチェックも日課ですよ。ええ。
文章読むのが苦手で、書物というものにはあまりご縁のない人生でございました。それが、あーた。
ほとんどページごとに「うぁー」「ひえー」「うひゃひゃ」とうなっては、
嬉しくてのたうち回っております。(注:イメージ)ときには行ごとのときも。

なぜに内田先生はそんなに守備範囲が広いんですか。
なぜに私が常々ひっかかったところを、じつに鮮やかに読み解いてみせては「なんでもないよ」って軽やかに通り過ぎられるんですか。
東大卒で、子育てにも専念され、武道家であり、あわせて身体的思考も柔軟に使いこなせておられ、言うことないじゃないですか。
そういったたしなみがなくても、イメージできちゃう文章には本当にため息ものです。
育児を絡めた文などは、きっとほかの殿方には書けないでしょう。いや、育児絡みでなくても。
日常にまみれた私でさえ、日々の雑感が一度解体されて、その解体ショーが自分でも楽しめるくらいになってきました。

内田先生を一躍有名にした(おかげで私も内田先生を知る事になった)「街場のメディア論」、無事読了。
自分ってこんなに読むの速かったか?

内田先生の本の良いところはさらに、読んでいるうちに鍛えられること。
「流しているけどスマートに読んだふり」していた文章を再びひもとくと、すっ飛ばしていたところが再発見できてこれがまた・・・面白いという、グリコ効果。
だからわかんなくても買っちゃうんですよ!!(レヴィナス本も買いましたよ)

ながらく「ええ本ないかな〜」と探しもせず、勝手にジプシーしておりました。
着地点(そして出発点)と、勝手に認定させていただきます。鷲田先生も、ちょこっと買い始めています。
甲野先生の講習会の日もチェックしてしまう有様です。平川克美氏の本もゲット。
レヴィナス先生も、立ち読み限定で楽しませてもらっています。(挫折前提)

一番という文章は数多あります。
赤線を引き始めると、鉛筆がなくなっちゃう勢いです。
引用の引用ですが、おとといくらいに爽快感に包まれた文章を
取り急ぎ以下に引用(・・?)して、おひらきにします。

オウムの若者たちについて
「それは彼らに知識が足りなかったからでも、知性に欠陥があったからでもないと私は思う。
そうではなくて、あるフレームワークが失効してから、
次のフレームワークを自力で再構築するまでの「酸欠期」を
ノンブレス(息継ぎなし)で泳ぎ抜くだけの「知的肺活量」が
彼らには不足していたからである。
(『東京ファイティングキッズ』「まえがき」より)
ーー「東京ファイティングキッズ・リターン」悪い兄たちが帰ってきた 内田樹×平川克美 著 文春文庫 P.21

すみません、「東京ファイティングキッズ」は未読です。なかなか店頭になく・・
ネットで一発で買いそろえることもできる今日です。しかし、遠回りに書店での出逢いを(勝手に)演出しているのです。

どうぞこれからも、鮮やかに。

一読者より
(画像の本も未読)
=============================
内田本の衝撃から、もう1年になるのか。
思考のベースにかなりの度合いで侵食したことは認めます。

しかし、日常ふつうに私自身が興味を持ったりする分野にこわごわ手をのばそうとすると、かならず先生は先回りしている!
「あとでね〜」と言わんばかりに、これまた軽やかに微笑まれながら、その地点(または至近距離)に、それはそれは克明に足跡を残されている。

これはどゆこと?

単に先生の真似しぃじゃないの。と哀しくなると同時に私自身すでに気づかないレベルで浸蝕されていることに戦慄を覚える。
哲学本と哲学をめぐる云々、エッセイ、身体技法、ニート論、精神論、現代論、フェミ論、あれやこれやの包囲網の広大さ。まさにHUGEです。なんだよこれは。いつまでたっても内田先生の手のひらの上。

最近はブログよりtwitterの方がメインっぽくなってきているので、身近に感じられて笑えます。
(知り合いみたいな錯覚)
知り合いが阪急神戸線沿線に引っ越したら、引っ越し祝い(?)に凱風館へ見学に連れて行き「いいから黙って通え!」とか言いそうだ。

参考:みんなの家。
http://www.1101.com/ourhome/...

内田 樹

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horizone

コメント (7)

最新コメント5件

2010/11/10

しいた 本との出会いはタイミングがありますから・・・

2010/11/12

horizone タイミングとしか言いようがないですね〜(頷き)。いかに普段本(雑誌もね)を真面目に読んでないかが、改めてわかりました(泣)内田本は欠かさず持ち歩くようになり、待ち時間にガッツリ読ませて本気で用事を忘れそうになります。こんなの初めてで嬉しい限りです。

2010/11/29

horizone ナマうっちーを拝見する機会に恵まれ、京都講演会行ってきました。予想を超える面白さ。さすが先生、スーツ・眼鏡の「まんま教授」姿。武道やってますって感じがないんです。いやー恐ろしい。「もし暴漢に襲われたら僕は武道家なので傷害事件になります」ひえぇ。かっこええ。もっと辻説法してほしいな。「阪神間に道場を建てます」通いたいわ。

2010/11/30

しいた 京阪神の方、ウラヤマシイです(^^)<道場

2011/01/20

horizone 道場の設計も決まってきたようですよ。退官と同時に道場開きなんでしょうか。わくわく。 もっぱら流行遅れになるのが私なんですが、このところ新刊本が続々出ており、ハイスピードで読む日々。また参考文献もエラいことになっています(とりあえずは村上春樹、三砂ちづる、平川克美、ラカンetcまたそこから2次派生していて、ホントに収拾つかず…)書店巡りや映画鑑賞に、新たな色めがね(内田度を計るスカウター?)が加わり、幸福な毎日に様変わりしました。 ただ、内田本のキーワードによく出てくる「大学紛争」(私は72年生まれです)が正直理解できず、こればっかりは空白のままペンディングしてあります。親も全然かすっていないし。私らにとってのおニャン子やアイドル、ジャニーズ熱みたいな、そこを理解できずさりとて無視もできずに揺れ動かされながら大きくなってしまった…みたいなもんでしょうか。全然違うかも知れませんが体感として。

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