タカミサカリゼキ
高見盛関
彼に注目したのは、横綱審議委員会の稽古総見が
一般公開された記念すべき第1回目である。
あまりメディアには公表されていなく、
スポーツ新聞にちょろっと載っていただけだったにも
かかわらず、無料ということもあって朝の5時から
500人も並んでいた。
その頃、あまり注目もされていなかった高見盛は
土俵の上で、同部屋の横綱・曙関に思いっきり
かわいがられていた。ぶつかっては投げ飛ばされ
しまいには、泣いてしまい、涙と汗でぐちゃぐちゃで
それでも、ぶつかって行く姿が妙に印象的で
それ以来、彼の取り組みを気にかけるようになった。
どうやら極端な「あがり症」らしい。
NHKのアナウンサーにマイクを向けられても
すっとこどっこいな受け答えしかできず
生放送だけにアナウンサーもその場をなんとかつくろい、
見ている方もハラハラしてしまい「こんなんで、この子大丈夫かしら?」
とずっと心配していた。そのうちにNHKのアナも考えたのか、
彼にインタビューをする時は、質問の段階で全ての状況を説明し、
彼に「はいッ」だけ言わせるようにしていた。
土俵入りで、他の力士の名前が呼ばれているのに
間違えて上がっちゃったり、言動のおもしろさだけが
ちょっと色物的に見られているのが、私としては
ちと悲しいが、スポーツといえどもやっぱり人気商売。
強いだけでもダメだしキャラが濃いのは大事な事なんだろうなぁ。
負けると泣きそうな顔になり、勝つと嬉しそうに下がっていく。
負けても勝っても人気者の高見盛関。
ケガなどしないで、長く土俵人生を送ってほしい。
- 2003/03/19登録
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