Arif Mardin
ダリル・ホール&ジョン・オーツ「Abandoned Luncheonette」、ローラ・ニーロ「Christmas and the Beads of Sweat」、スクリティー・ポリティー「Cupid & Psyche 85」、ダニー・ハザウェイ1st、そしてノラ・ジョーンズまで。気がつくと、大好きなアルバムには彼の名前があった。40年以上にわたって米国の音楽シーンを支えてきたプロデューサーであり、アレンジャー。トルコ、イスタンブール出身。
ジミー・スコット、アレサ・フランクリン、ロバータ・フラック、チャカ・カーン、Dr.ジョン、ダスティ・スプリングフィールド、ジョージ・ベンソン、ビー・ジーズ、アヴェレイジ・ホワイト・バンド、レイ・チャールズ、スティーヴン・スティルス、カーリー・サイモン、ロッド・スチュアート、ビリー・ジョエル、ジェームス・テイラー、スティーヴ・ウィンウッド、デイビッド・ボウイ、クイーン、リンゴ・スター、オフラ・ハザ、ラスカルズ、エリック・クラプトン、エブリシング・バット・ザ・ガール、ハワード・ジョーンズ、スマッシング・パンプキンズ、J・ガイルズ・バンド、ハービー・マン、Modern Jazz Quartet、ローリング・ストーンズなどなど。彼が関わったアーティストは、ちょっと思いかえすだけでもどんどん出てきて、きりがない。
アトランティック・ソウルの立役者としてはもちろん、時代をこえ、ジャンルを超越して、優れた作品を世に残してきた人物。常にその時代が必要としている音を先取りし、いつも新しい。そして特定の人々のものであったサウンドを広く一般の人々にも楽しめるものにまで間口を広げ、ビジネスとしても確実に成立させる。それ以上に、アリーサからノラ・ジョーズまで、アーティストの個性を美しく磨き上げる触媒としてのその力量は何より評価されるべきだろう。
コメント (1)
2003/03/23
大杉信雄 新人を磨き上げる手腕はもちろんのこと、大物ミュージシャンの仕事に関わると、その作品がブレイク・スルーとなってアーティストに違う方向性が生まれることが多い。インタビューなんかで「私はただ見守っているだけだ」とか言われてますが、膨大なその名盤のタイトルを見ているだけでも、決してそうとは言えない。いろんな著名プロデューサーが登場し時代と共に消えてゆきますが、40年以上に渡って続けてきた人は彼ぐらいではないでしょうか。プロデューサーの名前でアルバムを買うことは少ないのですが、旧盤で気に入ったタイトルで彼の名前を発見すると、脈々と流れるポピュラー音楽の系譜に触れたようで、何か嬉しくなりますね。
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