ボウリング・フォー・コロンバイン
遅ればせながら観てきました。
が、タイミング的には逆に良かったかも。
ここ数日の「アメリカの攻撃性ってなんなんだろう?」の
理由のほんの一面ですがなんとなく、見えたような映画でもありました。
この映画、元々はアメリカの銃問題のドキュメントとして銃を減らせば殺人も減る…
てな感じで撮りはじめたらしいのですが、撮影を進めていくうちに見えてきたのは、アメリカ人の「恐怖の文化」ともいうべき体質の問題。
そう、「攻撃は最大の防御」…とは裏を返せば攻撃性ってのは何かを恐れて防御したいって時に出て来る行動でもあるってわけですな。
過剰な健康指向も病気に対する「恐怖」の裏返しだし。
他にもバブル日本の頃の日本叩きや、イスラム恐怖症も
他の文化の方が自分達より優れてるのかも…
という恐怖の裏返しにも思えるし。
しかし、そのアメリカの「恐怖の文化」が何処から来たのかは、またどう対処すべきなのかは、この映画だけでは答えはでません。
(今回のイラク攻撃の引いたレベルでの一番の嫌な感じは、この「恐怖の文化」を世界に輸出しだした感なのかなあ)
で、映画の話に戻ると、個人的にキュンと来たのは、まずマリリン・マンソンの冷静、知的さと逆に全米ライフル協会会長のチャールス・ヘストンの情緒的、弱々しさ。
二人に同様の「どうしてアメリカは銃を捨てられないのか?」
という質問にそれぞれが答えるのは…
「メディアの恐怖と消費の一大キャンペーンによって、人々は恐怖心を持ち、それが銃に向かわせるんだ…」(マンソン)
「銃を持ってると安心感を得る事が出来る」(ヘストン)
差を感じますね。
基本的には笑える(?)映画です。
監督も
「絶望は思考を止めてしまう、
怒りを持ち続けるためにはユーモアが必要なんだ」
と語ってます。ユーモアは恐怖に対する暴力以外のもう一つの答えでもあるし。
似たような絶望的な映画「ノーマンズ・ランド」も好きだけど、今一つ
絶賛出来なかったのはユーモアより絶望が勝ってた所だったのだと逆に気がつかされました。
しかし、こういう映画を撮る人間がいることが、またアメリカの不思議さ(?)というか深さでもあるんですよね。
- 原題: Bowling for Columbine
- 人名: 監督・脚本・出演:マイケル・ムーア
- 年(代): 2002年カナダ映画
- 2003/03/23更新
- 2003/03/23登録
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2003/03/23
YONey http://www.asahi.com/culture/update/...
たった今、こんなニュースがありました。
くまぱんち 私もつい、一昨日に見たばかりです。近所のシネコンに見に行ったのですが、ほぼ満席でした。彼のユーモアは、見る人を飽きさせず、それによって見せたいものを見せ、伝えたい意見を伝えられているのだと感じました。
2026 「ユーモアは恐怖に対する暴力以外のもう一つの答えでもあるし」 いい言葉だと思いました。
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